江戸時代初期に活躍した狩野派を代表する天才絵師・狩野探幽(かのうたんゆう)。その祖父は、安土桃山時代の巨匠「狩野永徳」です。
個人的に特に素晴らしいと感じたのが、京都・妙心寺の「雲龍図」です。臨済宗妙心寺派の大本山・妙心寺の法堂(はっとう)の鏡天井に描かれた大作で、狩野探幽の最高傑作だと思います。
直径約12mの円の中に描かれた龍は、見る位置によって動きや表情が変わり、どこからでも目が合うように見えることから「八方にらみの龍」と呼ばれています。
「雲龍図」は完成から350年以上が経過していますが、一度も修復されていないといわれていることでも知られています。
実は、狩野探幽は日本で最も古いトマトの写生記録を残した人物でもあります。
江戸時代に日本へ伝わったトマトを、1668年に「唐なすび(からなすび)」として写生。当時のトマトは「唐柿(からがき)」「珊瑚珠茄子(さんごじゅなす)」などとも呼ばれ、食用ではなく観賞用として珍重されていました。
幕府の御用絵師として活躍する一方、珍しい植物にも目を向けていた狩野探幽。見慣れない真っ赤なトマトは、絵師としての好奇心をかき立てるものだったのかもしれません。
詳しくは下記をご参照ください。
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2208/spe1_01.html
トマトが日本で食用として広まったのは、明治時代以降といわれています。
もし江戸時代にトマト鍋が普通に食べられていたら……。そんな自由な発想から作ってみました。
日本で最も古いトマトの写生記録を残した狩野探幽にあやかって、その名も「探幽トマト鍋」としました。
1. 鶏もも肉は一口大に切り、塩麹とゆずの粉末を入れてよくもみ、15分ほど漬け込みます。
キッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、片栗粉をまぶします。
フライパンを温めて油を入れ、中火で両面をカラッと揚げ焼きにします。
よく油を切っておきます。
2. フライパンが空いたら、キッチンペーパーでよく拭き取ります。
3. くし形切りにした玉ねぎ、乱切りにしたにんじん、手で小分けにしたぶなしめじ、ざく切りにしたキャベツ、小分けにしたブロッコリー、斜めに切り込みを入れたウインナーソーセージを入れ、中火で軽く炒めます。
トマト缶を入れ、材料に火が通ったら鶏肉を戻し入れ、火を弱めて10分ほど煮込みます。
塩、こしょう、牡蠣しょうゆで味を調えます。
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