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大気汚染や換気不足が心臓に負担をかける可能性あり!毎日の生活でできる心不全の予防方法

大気汚染や換気不足が心臓に負担をかける可能性あり!毎日の生活でできる心不全の予防方法
投稿日: 2025年12月25日 更新日: 2025年12月25日
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スタイリスト タレントさんのメディア出演時、webサイト、ライフスタイ...
⾼齢化にともない、⼼不全患者が急増しており、“⼼不全パンデミック”という言葉で社会的に大きな注目を集めています。
その背景には、加齢だけではなく、PM2.5・ブラックカーボンなどの⼤気汚染が⼼臓に負担をかけるという新たな課題が指摘されているのだとか。
⼼不全診療に携わる桜⼗字⼋代リハビリテーション病院副院⻑で循環器内科医の⼩島淳先⽣が、最新知⾒をもとに「環境と⼼臓の関係」をわかりやすく解説し、冬に⾼まる⼼臓リスクへの備えや予防のヒントを聞ける勉強会に参加してきましたので、詳しくご紹介します。

冬は心臓トラブルが起こりやすい季節!30代〜50代が心不全を知るべき理由

心不全は病名ではなく、病態であり、心臓に何らかの負担や異常が生じ、血液を送り出すポンプとしての力が低下してしまう状態をいい、心臓病の終着点であるのだそう。
特に冬は血管が収縮し、血圧が上昇し、交感神経も活発化することで心臓トラブルが多くなるそうです。
また寒暖差によるヒートショックの危険性も高まる季節で、注意が必要です。
小島先生は30代から50代が働き盛りであると同時に、生活習慣病が蓄積していく時期であると説明。
高血圧、糖尿病、高コレステロール、肥満などのリスク要因がこの年代で増加し、将来的に心筋梗塞や心不全のリスクとなるのだとか。
また、この年代は親の世代(60〜80代)の心不全リスクも高まるため、自分自身と親の両方の健康に気を配る「ダブルケア世代」であると強調しました。

PM2.5と心臓病に関連があることが判明!室内の空気環境と換気の重要性‎

小島先生は自身の研究成果として、PM2.5、とりわけPM2.5の成分の中でブラックカーボン(すす)が心筋梗塞発症に関連していることを発見したんだそう。
PM2.5の中でブラックカーボン(すす)は全体の約3%しか含まれていないにもかかわらず、統計学的に明らかに心筋梗塞発症に影響していることが判明したと説明しました。
ブラックカーボンは主に不完全燃焼によって発生し、黒い煙として目に見えることが多いそう。
家庭内では調理やストーブからも微量に発生する可能性があるんだそうです。
室内の空気環境について、換気不足によりPM2.5濃度が上昇する可能性があり、特に調理中の換気や定期的な室内換気が重要で、冬場はストーブを使用する際も換気が必要。
また、PM2.5対応の空気清浄機の使用が効果的であることも言及しました。
室内環境の改善策として、換気・空気清浄機の併用・調理時の排気対策の3点が特に重要だそうです。

心臓を守るための日常的な予防策と冬にしておきたい心臓ケア方法

小島先生は心臓を守るための日常的な予防策として、減塩・軽い運動・ヒートショック対策の3つを挙げました。
運動については、時速5キロ弱の速さで腕を振って歩くことを推奨し、20〜30分を1セットとして週5回程度行うことが効果的なんだとか。
また、家庭でできる環境対策として、換気・空気清浄機の併用・調理時の排気対策が重要だそう。
特にHEPAフィルター付きの空気清浄機や、PM2.5対応の掃除機の使用を推奨しました。
ヒートショック対策としては、脱衣所やトイレ、お風呂場を暖かくする工夫や、暖かい家から急に外に出ないよう注意することをすすめました。
室内の温度差は10度以内に抑えることが望ましく、特に高齢者は温度感覚が鈍くなっている可能性があるため、家族の配慮も必要だそうです。

コツ・ポイント

未来の心臓病は今日の習慣で決まる!と小島先生。
今一度生活習慣を見直しながら、周りの環境や換気などにも気を配り、心臓を守るための行動をしていきたいと思います。


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