今回は、近所の酒屋さんから貰ってきたダンボールを使用!もちろん無料です。^^
40cm×35cmくらいの面積があれば事足ります。
プロジェクター作りに必要な4枚のパーツをダンボールから切り出しておきましょう。
※サイズはあくまで参考程度に。全く同じサイズじゃなくても大丈夫です。
1. 下準備の際に切り出した二枚の正方形パーツにそれぞれ、対角線に沿って斜めの切り込みを入れておく。(写真①)
※端っこまで切り落としてしまわないように注意!
2. 二枚の正方形のパーツを、長方形パーツの両端に一枚ずつ、写真②③のように接着する。
※この時、向かい合う二枚の正方形パーツの切り込みの向きに注意!必ず上からプラバンが差し込める向きで、左右対称になるように注意して接着しましょう。
3. プラバンを、正方形パーツの切れ目にスライドさせるようにしてセットする。(写真④)
4. 残った一枚の長方形パーツの中心にスマホを置き、鉛筆で形をトレースする。(写真⑤)
5. カッターで、実際のスマホのサイズよりも1㎝ほど小さめの四角を切り取り、穴をあける。(写真⑥⑦)
6. 穴をあけた長方形パーツを、「3」の上部に接着して完成!(写真⑧)
接着には、ボンドなどの工作用接着剤を使っても良いですが、ボンドは乾燥に時間がかかります。乾くまでダンボールを押さえておく手間を考えると、おすすめはホットグルーガン!一瞬で硬化するのでかなり時短できます。小さなお子さんはやけどにご注意ください。
必ずしも色を塗る必要は無いのですが、箱全体を絵の具で黒く塗ると、ホログラムがより鮮明に美しく見えます。
ただ、組み立て後に色を塗ろうと思うと細部に筆が届きにくくてなかなか大変。黒く仕上げたい場合は、それぞれのパーツを黒く塗ってから組み立てる!…という手順がおすすめです。
スマホで「Hologram video」などの単語を検索し、出てきた動画を全画面表示にして、画面が下向きになるようにプロジェクター上部の穴の上にスマホを置くと…
見事にホログラム映像が浮かび上がりました!
まるで空中を漂っているかのようなホログラム映像は、大人の目から見てもとても不思議で、思わず触りたくなってしまいます。魚、蝶、恐竜や鳥など、YouTube上には様々なホログラム映像があるので、お好きな映像を投影してみて下さいね。
※プロジェクターの背景に黒い紙を設置すると、より見やすくなります。
YouTube等で見つけられるホログラム映像には2種類のタイプがあります。
「四面体ピラミッド型用のホログラム映像」と「平面型用のホログラム映像」です。
1つの画面の中に同じ絵柄が4つ入っているタイプの動画は、「四面体ピラミッド型」のプロジェクター用映像で、平面プロジェクターはそれに対応していません。今回作ったのは平面プロジェクターなので、平面用のホログラム映像を投影して下さい。「Hologram video 180°」「One side hologram video」というようなタイトルの映像ならOKです。
簡単な科学的解説をすると、このプロジェクターは「ペッパーズ・ゴースト効果」という、反射による錯覚を利用した科学工作です。^^
材料費は限りなくゼロ!だけど親子で一緒に工夫して作る体験と、手作りのプロジェクターに美しいホログラムが映し出された瞬間の驚きはプライスレスです。制作を通して科学の不思議を体感したり、新しい学びを得られるので、お子さんの自由研究などにもおすすめですよ~!
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