
ヒメウンランカズラは、ヨーロッパ原産の帰化植物で、地面を這うように広がり、春にスミレに似た小さな花を咲かせる特徴があります。乾燥にも強く、道端や荒れ地でもよく見かけることがあります。
寒い2月の道端で見かけたヒメウンランカズラは、紫色の花を咲かせており、その生命力には驚かされます。ツル状に横に這って広がりながらも、春に向けて小さなスミレのような花が咲くその姿に、心が温かくなるような気がします。
実は私も最初は「ツタバウンラン」だと思い込んでいましたが、ヒメウンランカズラとツタバウンランは同じ仲間で非常に似ているんですよね!見た目がそっくりなので間違えやすいですが、よく見ると違いがわかります。
ヒメウンランカズラは、淡い紫色~ピンクがかった小さな唇形花を咲かせるのが特徴です。一方、ツタバウンランは、唇形花の下唇に黄色い斑(ふくらみ)があるのが特徴です。この黄色い斑がヒメウンランカズラにはなく、花の中に黄色がないことで、違いに気がつきますね。細かい点に気づくと、植物の見分けが面白くなります!
群生している姿にうっとりしたことがあるのですが、とても美しい、「マツバウンラン」の雑草の花にも似ていますよ。
ヒメウンランカズラは、細かい根を出しながら広がっていく様子がとても特徴的ですね。まるで、その生命力で少しずつ広がっているようで、見ていても力強さを感じます。
お仲間のツタバウンランの花言葉が「遠い夢」だというのも素敵ですね。ツタバウンランの繊細な花と葉が、懸命に細い茎を伸ばす姿が、まるで遠い夢を追いかけているかのように見えることから、この花言葉がつけられたそうです。
類似している、お仲間のツタバウンランは、食べようと思えば、食べることもできる植物だということが調べているうちに分かったのですが、お仲間の雑草に毒がないのはうれしいことです。
もしお家周りやお庭にこのような雑草が生えてきたら、引っこ抜かずにそのまま育ててみてはいかがでしょうか?雑草を単に「邪魔なもの」として扱うのではなく、その植物がどのように環境に適応して生きているのかを観察するのも面白いかも(人間観察にも似ています 笑)!
この情報が、誰かのお役に立ち、喜びに繋がることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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