柿の剪定は、冬(12月〜2月)と夏(6月〜7月)の2回が基本です。
冬剪定は木が休眠期に入るためダメージが少なく、結果母枝を整理して翌年の成長と実付きを良くする効果があります。
夏剪定は徒長枝を整理して樹形を整え、風通しを良くすることで病害虫の発生も抑えられます。
柿は放置すると5〜10m以上の大木になることもあり、樹形が乱れると管理が難しくなります。
庭木では2〜3m程度に抑えると、剪定や病害虫の確認がしやすく手入れも楽になります。
柿は前年の枝(結果母枝)に実をつけるため、剪定の仕方が収穫量に直結します。
基本の道具は、細かい枝を切る剪定ばさみ、手を保護する園芸用手袋、目を保護する防護メガネです。
広範囲を整える刈込ばさみや高い枝用の高枝切ばさみ、太い枝用のノコギリ、切り口を保護する癒合剤なども揃えるとより安心です。
脚立を使う際は平らで安定した足場を確保し、不安な場合は業者への依頼も検討しましょう。
まず枯れ枝や病気の枝、交差して擦れている枝、内向きや下向きの枝を取り除きます。
次に密集した部分を間引く透かし剪定を行い、日当たりと風通しを改善します。
最後に伸びすぎた枝や主幹の先端を切り戻し、結果母枝を残しながら樹高と樹形を整えます。
真上に勢いよく伸びる立ち枝や下向きに伸びる下がり枝、細く長く伸びる徒長枝は樹形を乱すため切り落とします。
枝同士が絡合うからみ枝や交差枝、平行枝、密集した混み枝も、風通しを妨げるため整理が必要です。
木の中心に向かうふところ枝や幹に逆らう逆さ枝、根元から出るヤゴ、幹から出る胴吹き枝、枯れ枝なども取り除きましょう。
前年に伸びた枝の先端につく花芽は、切り落とすと翌年の実付きが悪くなるため注意が必要です。
花芽のない徒長枝や混み枝、交差枝は根元から切除し、樹内に光と風を通しましょう。
強すぎる剪定は枝枯れや樹勢低下の原因になるため、間引きを中心に軽めの剪定を年1〜2回行うのが理想です。
剪定は落葉後の冬(12〜2月)か、芽が動く前の早春が適期で、夏以降の剪定は花芽や果実形成に影響するため避けます。
花芽や結果母枝を切りすぎないよう、樹形を整える程度にとどめて混み枝や内向き枝を中心に整理しましょう。
太い枝を切った場合は病原菌の侵入を防ぐため、乾く前に癒合剤を塗布します。
日当たりと風通しの良い、水はけと保水性のバランスが良い弱酸性〜中性の土に植えるのが理想です。
肥料は12〜1月に元肥、7月と10月に少量の追肥を与える程度で十分です。
炭疽病や円星落葉病、カキノヘタムシガなどの病害虫は、剪定による風通しの確保と早期発見・早期駆除で予防しましょう。
柿は秋に実りを楽しめる庭木ですが、その魅力を引き出すには適切な剪定が欠かせません。
剪定は実付きや品質に直結し、風通しと採光を確保することで病害虫も予防できます。
枝の切り過ぎは翌年の収穫減につながるため、目的に応じて慎重に行うことが大切です。
【もっと詳しく知りたい方】
ページ下部「記事の出典:柿(カキ)の剪定時期や剪定方法「育て方ガイド」」をご覧ください。
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