以前調べた「ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴鬼灯)」についてお話しします。一般的に知られているのはヒロハフウリンホオズキで、今回見つけた雑草はその変種のようです。
「ヒロハフウリンホオズキ」は別名「センナリホオズキ(千成鬼灯)」とも呼ばれ、熱帯アメリカが原産のナス科センナリホオズキ属の一年草です。近縁種としてホオズキがあります。
ヒロハフウリンホオズキだと思った花が実際には違っていて、雑草の識別は本当に難しいですね。お花はヒロハフウリンホオズキに似ていますが、大きなあざのような模様がないのが特徴です。
調べてみると、アイフウリンホオズキやホソバフウリンホオズキも非常に似た見た目の仲間で、ホソバフウリンホオズキは細長い葉を持ち、花が一回り小さく、中心付近に茶色い模様がありません。ヒロハフウリンホオズキとホソバフウリンホオズキの中間的な形態がアイフウリンホオズキと呼ばれています。
今回の雑草は、「ホソバフウリンホオズキ」か「アイフウリンホオズキ」ではないかと思います。
「ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴鬼灯)」は『毒』がありますが、その仲間も毒がありますよ。
以前もご紹介しましたが、観賞用のホオズキにはアルカロイドという有毒成分が含まれており、口にすると腹痛などの中毒症状を引き起こす危険があります。
ヒロハフウリンホオズキも同様にアルカロイドを含んでいるため、口に入れないよう注意が必要です。この植物にも観賞用のホオズキのような丸い果実が入っていますが、熟した果実を除き、根、茎、葉、種子、未熟な果実は非常に有毒です。
中毒症状としては、悪心、嘔吐、下痢があり、重症の場合は便に血液が混ざることもあります。死亡例はまれですが、可能性はゼロではありません。
繁殖期は7~10月ですが、撮影したのは11月に入ったばかりの頃です。蕾は下向きにあり、小さな淡黄色の花も下向きに咲きます。
慎ましやかで美しい蕾ですね。
今回紹介した雑草は、「ヒロハフウリンホオズキ(広葉風鈴鬼灯)」の変種なので、「ヒロハフウリンホオズキ」の花言葉をご紹介しています。
花言葉の「可憐な愛」「恋の悩み」「誠実」からくるイメージは、ダークなイメージとは程遠いですね。毒があるなんて、思いもしません。花は本当に、可憐で可愛いですよね!
特にこちらは「ヒロハフウリンホオズキ」と違って、お花の中にあざのような茶色い模様がないので、可憐なお花に見えますね!
花後果実が大きく膨らんで袋状になり、その中に丸い果実が1個できます。ホオズキの名の通りホオズキに似た実を付けます。しかしこちらは、ホオズキと違って赤くなりません。
大人は見かけても「ホオズキに似ているな」と思うだけですが、お子様が見ると、この袋を水に浮かべたり、風船のように遊んだり、中を開けてみたりと、好奇心をくすぐる遊び方がひらめいたりするかもしれませんよ!お家の近くで見かけたら、気をつけてあげてくださいね!
こちらの情報が誰かの助けにつながりますように…。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
•食用のホオズキでなく、鑑賞用のホオズキにも毒性があります、ホオズキのような実をつける雑草には気をつけた方が良いですよ!お子様が面白がって遊ばないように注意喚起してあげてくださいね。
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