ヘクソカズラ(屁糞葛)は、アカネ科ヤイトバナ属のつる性多年草です。
我が街では、排水溝あたりや、家と家のすきまあたり、いたるところのフェンスのある場所などによく出没します。空き家などでもよく見かけることがあります。
蔓を巻き付けながら成長し、いつの間にか庭の草木に絡みついている厄介な植物として知られています。
とても、不思議な蕾ですね。
「ヘクソカズラ」は、「屁糞葛」と書き、葉や茎や、果実などを傷つけると、悪臭を放つ植物だとも言われています。すごく臭いかというと、名前の「屁糞葛」の「屁」や「糞」をつけるほど、臭くはないんですよ(一度試した)。毒もないんです。
今回は蕾から果実になるまでが、一度に同じ株から見られたことが良かったです。好奇心をそそられました。
赤みの強い紫の花の中心部分がお灸の痕に似ていることがヤイトバナ(灸花)の由来だそうですよ。
葉っぱも、自生する場所などの環境などで、葉の形や大きさも、少しずつ違ってきたり、お花も咲く場所によって、少しだけど違っていたりしますよ。
こんなに沢山、一度に開花するものなのですね。
この場所のヘクソカズラの花は、赤い部分のある中心部が白っぽくなっていて、あまり華やかさがないですね。
丸くて、小さくて、可愛いですね!
果実は乾燥させてリースなどにアレンジすることもできます。→ヘクソカズラの独特な風合いが、素敵なアクセントを加えてくれるので、DIYの素材としても活用できるそうです。
リース用だけではなく、根は薬用に(下痢止めや利尿剤に使われます)、果実は、化粧水や皮膚疾患にも用いられることもあるそうですよ(抗菌作用のある成分があり)。
臭いことと、他の植物に絡むこと以外は、良いことがほとんどの素敵な植物でもあります。
今回は、10月の中頃に見たヘクソカズラの画像でした。
もしかしたらあなたの街でも、よく観察すると、色んなところに生えているかもしれませんよ。
「意外性」のある、面白い発見が沢山ある植物です。秋の時期の果実のなる「ヘクソカズラ」を観察してみてはいかがでしょうか?
こちらの情報が誰かの喜びや助けになりますように・・・
最後まで読んでくださってありがとうございます。
•臭いだけで毒はありません。名前を聞くと、怖い感じがしますが、お茶目な雑草ですよ。そして、観察してみると、面白い発見が沢山ある植物です。
コメント
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