この植物は、ナス科の植物の「チョウセンアサガオ」です。撮影は10月の3週目に入ったばかりの頃です。
開花時期は、7月~9月(秋頃)とされています。撮影時はハロウィンの時期です。この時期にも花を開花させるんですね。
花は、10~15cm位ある大きな花なんです。白鳥のように、とても美しいです。
「チョウセンアサガオ」は上向きに咲かせるのが特徴です。チョウセンアサガオ属の一年または二年草です。
ラッパのような形でとても美しい花は、甘い香りをもち、花後にとげのある実がなります。原種は一重咲きの白色です。
どの部位にも猛毒はあり、毒はアルカノイド類の毒で、この植物は、食べると中毒症状に陥り、幻覚を伴い、理性を失い異常行動をおこします(麻薬中毒者にも似ていますが、他の幻覚薬物と比べ物にならないほど強いとされ、薬物中毒者も手を出さないと恐れられているレベルです。)
他の中毒症状には、脈が速くなる、吐き気、めまい、ふらつき、目が拡大する、下痢等の症状があるそうです。花の香りを嗅いだだけでも、吐き気やめまいがしたり、葉の汁が目に入っても中毒症状をおこすそうです。
ちなみに、江戸時代の医師、華岡青洲が、チョウセンアサガオの調合薬で、全身麻酔を施して乳がんの手術を行ったこともあるそうです。
こちらは蕾です。小ぶりの蕾ですが、開花しようとしていますよ。
肌が弱い人は樹液でも皮膚がかぶれることもありますので、鑑賞する場合は、見るだけにしてくださいね。
この状態から果実になるのでしょうか?珍しいものも発見!
果実は球形で直径3~5cm、短めのとげが多数付いています。
中には、褐色の種子が多数入っていて、熟すと割れて種子を飛ばすそうです。
葉っぱ、花などもかなり危険ですが、これが果実(種)だったのですね。
誤って口にすると、ごく少量で、本物のおばけになってしまうかもしれない果実なのです。
河童のお皿のような帽子をしていて、とげとげしていて、大きなひっつきむしのようで、面白そうにも見えますよ。お子様の興味をそそりやすい形です。ハロウィンの時期に実っているので、面白がって集めてしまう子供がいるかもしれません。
お子さんがいる方は、お近くでこの植物を見ることがあったら、触ったり、誤って口に入れたりしないように注意喚起をしてあげてくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•大変魅力的な美しい花を開花させます。園芸店などで、別名の方で流通していたりもするようです。
園芸店でも、要注意の毒のある植物もごく普通に、注意書きもなく販売されているので、よくお調べになって購入されてくださいね。
•野生化しているものもあり、普通に道端に自生している場合もあります。オナモミといわれるひっつきむし(投げて服に付けて遊ぶ)にも、とげとげした果実は似ています。お子様が興味を持つので、注意してあげてくださいね。肌が弱い人は樹液でも皮膚がかぶれることもあり、また、葉の汁が目に入っても中毒症状をおこすとされています。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます