「Restaurant SAI 燊」の調理の基本は薪火。
様々な火力を操りながら、富士北麓のジビエ・キノコ・山菜・高原野菜や魚などの食材の深い味わいを引き出します。
料理は全部で8品前後のシェフのお任せコース1種類。食材の素質を最大限活かすため、メニューや使われる食材は季節によって異なるそうです。
目にも楽しいアミューズは馬肉のタルタルとコロッケ。
山梨といえばのフルーツ!とブラッターチーズのコラボレーションがすばらしい前菜。
薪火の香ばしさがふんわりと香る太刀魚のグリル。
熊肉の出汁を使用した奥深い味わいのスープ。
メインディッシュは鹿肉のローストとソーセージ。
ローストはお肉が柔らかすぎて、鹿肉のイメージを変えてくれました。
ドリンクは料理に最適なものをセレクトしてくださるペアリングを楽しめるようになっていて、アルコールorノンアルコールを選べる仕組み。
アルコールは山梨ワインを中心に、県産の日本酒・クラフトジン・クラフトビールなど多彩なお酒との組み合わせが用意されています。
ソムリエ自身が生産者に直接会って得た情報から、ここで提供する意義を感じたもののみをセレクトしているそうで、お話を聴く時間も貴重な体験でした。
また、ノンアルコールは果実、樹木、根、土といったワインで意識されるエレメントを取り入れ、ハーブや果実、樹液などを使ったオリジナルのドリンクやお茶が提供されます。
ノンアルコールでもアルコールのように料理と共に異なるドリンクが提供されるので、お酒を飲む人も飲まない人も等しくコースを堪能できる工夫が感じられます。
コースで使用される器はシェフの豊島氏が各地から厳選されたものだそうで、こちらもドリンク同様、ものづくりに対するシンパシーを感じたものを選んでいるそうです。
また、店舗は西湖湖畔に佇む既存の建物をリノベーション。
自然の素材をより体で感じるため、店内は靴を脱いであがるスタイル。
檜のフローリングが足に心地よく、贅沢なのに、なんだかほっとする居心地の良さも魅力です。
都内からも程近く、アクセスも良い山梨の西湖で非日常体験を。
記念日やご褒美に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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