かゆみを抑えるスキンケア方法を教えてくれたのは、医療法人あかね会 大町土谷クリニックの高橋 直子先生。
まず大前提として、皮膚を清潔に保つことが必要なんだそう!
下記のポイントに注意して入浴&シャワーを行ってみてください。
・ 汗や汚れは速やかに落とす。しかし、強くこすらない。
・ ナイロンタオルや硬めのタオルの使用を控える。
・ 石鹸・シャンプーを使用するときは洗浄力の強いものは避ける。
・ 石鹸・洗浄剤をよく泡立てて、泡を手のひらに取り優しく洗う。
・ 乾燥の強い部位への石鹸・洗浄剤の使用は最小限にとどめる。
・ 石鹸・シャンプーは残らないように十分にすすぐ。
・ かゆみを生じるほどの高い温度の湯は避ける。
・ 入浴後のほてりを感じさせる沐浴剤・入浴剤は避ける。
とにかく洗いすぎないことが大事で、ボディソープ類の使用は週に1度程度でも構わないのだとか。シャワーをかけるだけで大抵の皮膚の汚れは取れるのだそうです。
また、高い温度のお湯は気持ちが良いのですが、かゆみがリバウンドしてしまうことも。
40℃程度のお湯に留めておいた方が良いとのことです。
入浴やシャワー後には皮膚の保湿や保護を目的とする、使用感の良い保湿剤を継続して使用することも大切。
着替えるとき、かゆみや乾燥が気になる時、入浴後など、1日1回は必ず塗るようにし、かゆみがひどい時は塗る回数を増やすことも必要なんだそう。
また、保湿剤は1年中使うことが重要で、継続することで、冬への蓄えができるんだそうです!
保湿剤を塗る時の注意点
・手を洗って清潔にする
・保湿剤を塗る部位の数ヵ所に置く
・手のひら全体でやさしくのばす(ゴシゴシすり込むのはNG)
・タテ方向にのばすのではなく、皮膚の溝(きめ)にそってヨコ方向に塗る
・ティッシュが貼りついて落ちない位のイメージで、肌がしっとりして少し光って見える位までたっぷり塗る
環境整備も重要になってくるかゆみ対策。
下記のポイントをチェックしてみてください!
・室内を清潔にし、適温・適湿を保つ。
・ 新しい肌着は使用前に水洗いする。
・ 洗剤はできれば界面活性剤の含有量の少ないものを使用する。
・洗剤は十分にすすぎ落とす。
・ 爪を短く切り、なるべく掻かないようにする。
・ 手袋や包帯による保護が有効なことがある。
・ 過度の太陽光への曝露は避け、帽子の着用や日焼け止めを使用する。
また、かゆみを感じた時の皮膚を傷つけない掻き方として、
・爪を立てずに背側で内から外へ向けて動かす
・軽くたたく
・服の上からかく
ことに注意すると良いそうです。
顔と同じく、毎日のスキンケアが大切な全身のかゆみ対策。
入浴後に習慣化することが大事だといえそうです。
今は様々な種類の保湿剤が発売されているので、自分にあったものを選択して、無理なく対策してみてはいかがでしょうか。
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