コニシキソウは北アメリカ原産の1年生の帰化植物です。
日本全国の日当たりが良い道端、畑地、庭先など、あらゆる場所に生育し、根元から茎を分岐して地表に広がります。
街中でもごく普通に見られます。よく見ると、葉のわきに小さな花や果実がついています。
6月から10月の暑い時期に活発に成長し、夏から秋にかけて3ヶ月に渡って種子を作り続けます。コニシキソウには特定の成分(「蜜」が関与)があり、アリを引き寄せることがあります。
9月の第3週、まだまだ猛烈に暑い大阪で撮影しました。
たまに、葉に暗紫色の斑紋がないものもあるそうですよ。
コニシキソウの仲間は多様で、識別が難しい雑草として知られています。
オオニシキソウ、ニシキソウ、ハイニシキソウ、アレチニシキソウなど、似たような近縁種が存在します。
コ二シキソウは地面を這うように広がる雑草ですが、こちらは、基部で分岐して地上を這い、先端は斜上し立ち上がっていて、少しだけ高さがありますね。
おそらくですが、コ二シキソウの近縁種である「アレチニシキソウ(荒地錦草)」ではないかと私は思いました。
詳しく書かれたものをまとめると…
アレチニシキソウ(荒れ地錦草)(トウダイグサ科 トウダイグサ属)
「1952年に兵庫県で発見されて以来、西日本を中心に急速に広がっていきました。2000年代になると東日本でも数が増えはじめ、今は市内でもいたるところで見かけるようになりました。おそらく外来種であろうと推定されていますが、その正体は現在もよくわかっていません。
草があまり茂っておらず、地面がある程度見えているような場所に多く生えます。株もとから何本も茎を出し、地を這うようにして広がっていきます。ただ茎の途中から根を出すことはありません。環境によっては多少茎が立ちあがることもあります。
同じ仲間のコニシキソウによく似ていますが、全体的に白っぽい色をしており、また葉に黒い模様はありません。夏から秋にかけて葉のわきにとても小さなピンク色の花を咲かせます。その後できる果実の表面は白くて長い毛が全面に生えています。
予想される被害
・駆逐
比較的新しい外来種で、繁殖力が強いため急増しています。すでに他の植物の生育場所を奪う勢いで増えてきており、今後の動向によってはさらに影響が広がるおそれがあります。」
〈千葉県野田市役所のHPより抜粋〉
赤い点が4つほどある辺りを見ると、花のように見えますよね!
アリは、蜜が出るこの場所が大好き~!
果実がなっていたりもしましたよ。果実ははじめ下向きにつき、熟すと上を向くそうです。果実が上を向いている姿です。
ニョロニョロ這って広がる姿は、やっぱりなんだか気持ち悪いかな!
葉は卵形で対生し。コニシキソウのような斑点は、どこにもない。
コ二シキソウに比べ、明らかに葉が丸っこいですよね!
梨が2つ入っていた透明な空箱の中に、入れてみましたよ!
コニシキソウは、茎を切ると白い乳液が出てきます。茎が赤いため「アカクサ」とも呼ばれ、乳液が出ることから「チチクサ」とも言われます。
この乳液は有毒で、触れると痒みやかぶれを引き起こすことがあります。また、誤って口にすると嘔吐や腹痛、下痢の症状が出ることもあるので注意が必要です。
こちらも、コニシキソウの近縁種なので、コニシキソウをカットした時と同じような白い液が出てきますね!
駆除する際は、乳液が飛び散りますので目に入らないように注意してくださいね。
コ二シキソウが有毒だと分かっている人でも、こちらはコ二シキソウとは少し違っているので、コ二シキソウの仲間だとは分かりずらいですよね!
手でちぎって駆除できそうですが、駆除される場合は、白い有毒な乳液が出てきますので気をつけてくださいね。
こちらの情報が誰かの助けになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•すべての画像の撮影時期は、9月です。
•今回注目したのは、嫌われ者であり、厄介な雑草として名高い「コニシキソウ」似の美しい姿の雑草です(コ二シキソウはアリが集まってくる雑草としても知られていて、有毒な雑草でもあります)。美しい姿をしているけれど、やはりコ二シキソウの近縁種です。カットすると白い乳液が出てきました。駆除される際は気をつけてくださいね。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます