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【9月の道端】お子様注意!この美しい雑草も「コ二シキソウ」?カットすると白い有毒な乳液が出てくる?

【9月の道端】お子様注意!この美しい雑草も「コ二シキソウ」?カットすると白い有毒な乳液が出てくる?
投稿日: 2024年9月21日 更新日: 2024年9月21日
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大阪在住の料理愛好家。日常の小さな喜び(宝物)を大切にしながら暮ら...
スーパーに行く途中で雑草観察をしていると、コニシキソウに似た美しい雑草がたくさん生えているのを見つけました。
この雑草はコニシキソウのように有毒なのか?茎をカットしたりして、調べてみたりもしましたよ。
調べたことを私なりにまとめてみましたので、ご紹介させていただきますね。

こちらは、「コニシキソウ(小錦草)」です。別名「アカクサ」「チチクサ」

こちらは、「コニシキソウ(小錦草)」です。別名「アカクサ」「チチクサ」

コニシキソウは北アメリカ原産の1年生の帰化植物です。
日本全国の日当たりが良い道端、畑地、庭先など、あらゆる場所に生育し、根元から茎を分岐して地表に広がります。

街中でもごく普通に見られます。よく見ると、葉のわきに小さな花や果実がついています。
6月から10月の暑い時期に活発に成長し、夏から秋にかけて3ヶ月に渡って種子を作り続けます。コニシキソウには特定の成分(「蜜」が関与)があり、アリを引き寄せることがあります。
9月の第3週、まだまだ猛烈に暑い大阪で撮影しました。

コ二シキソウ(小錦草)の目印は、葉には暗紫色の斑紋があります。

コ二シキソウ(小錦草)の目印は、葉には暗紫色の斑紋があります。

たまに、葉に暗紫色の斑紋がないものもあるそうですよ。

こちらは、正体(識別)が分かりにくい、コ二シキソウ似の雑草です。

こちらは、正体(識別)が分かりにくい、コ二シキソウ似の雑草です。

コニシキソウの仲間は多様で、識別が難しい雑草として知られています。
オオニシキソウ、ニシキソウ、ハイニシキソウ、アレチニシキソウなど、似たような近縁種が存在します。

確実に言えるのは、この植物がコニシキソウの近縁種であるということです。

確実に言えるのは、この植物がコニシキソウの近縁種であるということです。

コ二シキソウは地面を這うように広がる雑草ですが、こちらは、基部で分岐して地上を這い、先端は斜上し立ち上がっていて、少しだけ高さがありますね。

おそらくですが、コ二シキソウの近縁種である「アレチニシキソウ(荒地錦草)」ではないかと私は思いました。

参考にさせていただいた資料です。

参考にさせていただいた資料です。

詳しく書かれたものをまとめると…

アレチニシキソウ(荒れ地錦草)(トウダイグサ科 トウダイグサ属)

「1952年に兵庫県で発見されて以来、西日本を中心に急速に広がっていきました。2000年代になると東日本でも数が増えはじめ、今は市内でもいたるところで見かけるようになりました。おそらく外来種であろうと推定されていますが、その正体は現在もよくわかっていません。

草があまり茂っておらず、地面がある程度見えているような場所に多く生えます。株もとから何本も茎を出し、地を這うようにして広がっていきます。ただ茎の途中から根を出すことはありません。環境によっては多少茎が立ちあがることもあります。

同じ仲間のコニシキソウによく似ていますが、全体的に白っぽい色をしており、また葉に黒い模様はありません。夏から秋にかけて葉のわきにとても小さなピンク色の花を咲かせます。その後できる果実の表面は白くて長い毛が全面に生えています。

予想される被害
・駆逐
比較的新しい外来種で、繁殖力が強いため急増しています。すでに他の植物の生育場所を奪う勢いで増えてきており、今後の動向によってはさらに影響が広がるおそれがあります。」

〈千葉県野田市役所のHPより抜粋〉

腺体(せんたい)は蜜を出します、腺体と付属体は花びらに見えます。

腺体(せんたい)は蜜を出します、腺体と付属体は花びらに見えます。

赤い点が4つほどある辺りを見ると、花のように見えますよね!

アリは、蜜が出るこの場所が大好き~!

果実がなっていたりもしましたよ。果実ははじめ下向きにつき、熟すと上を向くそうです。果実が上を向いている姿です。

場所によっては、ほんと、這って広がるみたいですね。

場所によっては、ほんと、這って広がるみたいですね。

ニョロニョロ這って広がる姿は、やっぱりなんだか気持ち悪いかな!

葉は卵形で対生し。コニシキソウのような斑点は、どこにもない。

地面から立ち上がっている葉を採取し、調べてみました!こちらは、葉の裏側から撮影しています。

地面から立ち上がっている葉を採取し、調べてみました!こちらは、葉の裏側から撮影しています。

コ二シキソウに比べ、明らかに葉が丸っこいですよね!

白い乳液が出るかどうか、調べてみました。

白い乳液が出るかどうか、調べてみました。

梨が2つ入っていた透明な空箱の中に、入れてみましたよ!

見てください!カットすると、茎から有毒の乳液がたっぷり出てきますよ。

見てください!カットすると、茎から有毒の乳液がたっぷり出てきますよ。

コニシキソウは、茎を切ると白い乳液が出てきます。茎が赤いため「アカクサ」とも呼ばれ、乳液が出ることから「チチクサ」とも言われます。
この乳液は有毒で、触れると痒みやかぶれを引き起こすことがあります。また、誤って口にすると嘔吐や腹痛、下痢の症状が出ることもあるので注意が必要です。

こちらも、コニシキソウの近縁種なので、コニシキソウをカットした時と同じような白い液が出てきますね!

凄いでしょ~!このように白い液体が茎から出てくる植物って、有毒なものが多いですよ~!

凄いでしょ~!このように白い液体が茎から出てくる植物って、有毒なものが多いですよ~!

駆除する際は、乳液が飛び散りますので目に入らないように注意してくださいね。

コ二シキソウの仲間の識別ってほんと難しいし、奥が深いですよ!

コ二シキソウの仲間の識別ってほんと難しいし、奥が深いですよ!

コ二シキソウが有毒だと分かっている人でも、こちらはコ二シキソウとは少し違っているので、コ二シキソウの仲間だとは分かりずらいですよね!

手でちぎって駆除できそうですが、駆除される場合は、白い有毒な乳液が出てきますので気をつけてくださいね。

こちらの情報が誰かの助けになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

コツ・ポイント

•すべての画像の撮影時期は、9月です。
•今回注目したのは、嫌われ者であり、厄介な雑草として名高い「コニシキソウ」似の美しい姿の雑草です(コ二シキソウはアリが集まってくる雑草としても知られていて、有毒な雑草でもあります)。美しい姿をしているけれど、やはりコ二シキソウの近縁種です。カットすると白い乳液が出てきました。駆除される際は気をつけてくださいね。


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