オオバコは、アメリカ・アジア・ヨーロッパ原産のオオバコ科オオバコ属の多年草です。道端などによく生え、高地から平地まで広く分布します。地面から葉を放射状に伸ばし、真ん中から花穂をつけた茎が数本立ちます。中国では「車前」とも呼ばれ、人や車が多く通る轍によく生え、踏みつけに強い特性からこの名前が付けられたとされています。
オオバコ属の仲間は、日本だけでなく世界中に広く分布しており、その種類は150種以上とされています。
日本における在来種のオオバコ属は、オオバコを含めて4種類存在します。さらに、身近なところで見かける外来種もいくつかあります。
私は「オオバコ」だと識別したのですが、オオバコの仲間の可能性もあります。
この植物は、踏みつけに強く、人や動物がよく通る道端や校庭、公園などでも見られ、他の高い雑草が生えにくい場所を選んで自生します。
「踏み跡植物」として知られており、その強い生存能力は他の植物に比べて有利です。なぜなら、踏まれることで粘液質の種子が車のタイヤや靴、動物の肢裏に付着し、運ばれて新たな生息地を作り出すことができるからです。
オオバコの花は、通常4月から9月にかけて咲きますが、春から秋にかけて時折見られます。冬季を除いて、ほぼ年間を通じて花が観察されることがあります。
オオバコの花には特徴があります。まず、雌雄異株で、めしべだけの雌花が最初に咲き、その後におしべだけの雄花が咲きます。これにより一株で雌雄別々の花を同時に咲かせます。
また、オオバコは風媒花であり、昆虫を介さずに花粉を風に乗せて遠くに飛ばし、授粉を行います。この特性により、自らの種を増やしていきます。
オオバコは、その葉が大きく足跡のように見えることから「足跡」の花言葉を持ちます。
オオバコの若葉は食用として利用もできるそうです(採取の適期は3月から8月ごろ)。乾燥させた葉は「オオバコ茶」として飲用されることもあります。
漢方薬では咳止めやむくみの解消、利尿作用などに効果があるとされています。
よく見ないと見つけにくい雑草なのですが、人の役に立つ雑草です。
花言葉が「足跡」の「踏み跡植物」!相手を踏み台にして育つ雑草も多いのですが、こちらの雑草は、耐え忍ぶ方で、踏みつけられることで新たな生息地を増やすのですね。
雑草の生存戦略にも色々あるのですね。面白いですねー!♪
こちらの情報が誰かの喜びや助けになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•オオバコは、踏みつけられても生き延び、踏みつけられることで、新たな場所に広がる生存戦略を持っている植物です。人の役にたつこともある雑草ですよー!
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