北アメリカ原産のキク科イズハハコ属の越年草です。茎は高さ1〜2mにも達し、道ばたや荒れ地に広く見られます。明治維新の頃から鉄道線路沿いに広がり、別名「ゴイッシングサ(御一新草)」「メイジソウ(明治草)」「テツドウグサ(鉄道草)」とも呼ばれます。
雨に打たれて倒れた雑草を眺めてみると、意外にも小さな可愛らしい花が咲いているではありませんか!倒れてはいますが、地面にはつかない状態で、まるで、腕相撲で負けそうになっている腕のようでもあります。
必死に頑張っている、けなげな雑草さんを調べてみましたよ♪
ヒメムカシヨモギは花びらが白く、舌状花がガク片から突き出ており、花びらが1枚1枚確認しやすい特徴があります。茎や葉には比較的長い毛がまばらに生えており、葉を触るとざらつきを感じます。
一方、オオアレチノギクはヒメムカシヨモギよりも大きく、花びらがありません。茎にも毛が生えていますが、これらは短く密集しており、全体が白く見える傾向があります。
アレチノギクは葉が灰緑色で、お花は、舌状花が目立たない(咲いていないようなかんじに見える)。
この拡大画像には、芽吹きから咲き始め、そして満開の状態までが一度に見られます!花びらは短く、地味ながらも雑草らしいこのお花が開花する様子を見ることができます!
このお花は直径が約3mmほどで、筒状花に短い白い花弁がついています。蕾の段階では、これらの部分がまだ密集しています。
このヒメムカシヨモギは通常食用とされていない植物ですが、広島の原爆投下後、飢えに苦しむ人々が焼け野原でこの植物を団子にして食べたという歴史があるそうです。今では誰も見向きもしない雑草として知られていますが、実はこの植物が人々の命を繋いだことがあります。
この植物は道端やどこにでも自生し、愛らしいお花を咲かせる姿があります。その一方で、食糧難の時に人々を支えた歴史を持つ雑草としても知られています。
このような背景を知ると、私たちはこの存在に対して特別な愛情や尊敬の念『湧き上がる愛』を感じることができるのかも知れません。
こちらの情報が誰かの喜びや助けになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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