韓国ドラマ『ペントハウス』シリーズを手掛けたチュ・ドンミン監督と脚本家のキム・スノクが再びタッグを組んで制作!
『7人の脱出』は、消えてしまった少女の真相を探る巨大プロジェクトが始動し、少女に関わった7人の悪人が信じられない数々の事件に直面しながら、生き残りをかけて脱出しようとする物語!
『ペントハウス』は、濃密なストーリーと過激な展開で、読者の心を揺さぶる作品でしたが、同様に本作も内容が濃くて・・・。
「私の心の中にある湧き上がるものを、文字として表現するには、あ~、どうすればいいのか~!短い文面では、到底語りつくせませんー!」という心境なんですっ!(頑張ります!)
悲劇と巨悪、そして復讐・様々な形の愛などを、テンポよく、過激に描いている作品なんです。
今回は、冒頭から1つ目の盛り上がりを見せるシーンまでを私なりにまとめてみますね。
パン・ダミは、幼少期から心臓が悪く、度重なる手術の費用で家を売り、5億ウォンの借金を抱えた養父母と暮らしていました。ある日、自分の実の母と名乗る女性が現れ、「ずっと探していた」と言います。
ダミは「私は世界一愛されて育ちました。だから帰ってください」と断るも、女性にしつこく一緒に暮らしたいと迫られ、「借金は私が返す」と言われたことで動かされます。
ダミは、父母の借金を思い、田舎からその女性の住む都会へ移り住む決断をします。
実母を名乗る女性はクム・ラヒ。彼女の本当の目的は「お金」で、過去の回想シーンでは、橋の上でダミを捨てたのはクム・ラヒ自身!なのです。ダミは、捨てられた子供だったのです。
そんな橋の上のダミを拾って我が子のように大切に育てたのは養父イ・フィソと養母パク・ナニョンでした。
クム・ラヒの本性は、金の亡者であり、早速、お金や己の欲望を満たすために、ダミを連れて動きはじめます。
ダミにとって、ここは、苦しみのスタート地点。これから先は、地獄の底なし沼に沈むように抜け出すことができなくなるんです。
パン・ダミが連れて行かれたのは資産家のパン会長の家でした。ダミの祖父パン・チルソンです。そこにはお金目当てでパン会長のお世話をする愛人チャ・ジュランもおり、新しい世界は嘘と欲望に満ちていました。
初めて会った孫に喜ぶ会長は、ダミに心ばかりのお小遣いをあげます。ダミは「一生大切にします!」と感激します。しかし、その後すぐにチャ・ジュランの策略により、会長に激怒されてしまいます。
母親のクム・ラヒは「計算高いから気をつけろと言ったでしょ!」とダミを叱り、「ここはあなたのいた田舎とは違う。先に仕掛けた者だけが生き残る」と責め立てます。
そして、クム・ラヒはダミを車から強制的に降ろし、1人で車を走らせ去っていきます。クム・ラヒの裏の顔は、猛毒花のように怖い女性なんですよ。
ダミは、今でも心臓が悪く、雨の日には苦しがると聞いていたのに、パン会長に取り入るために、わざと雨の中で長時間、パン会長の家の前で待つような状況に仕向けたりもするんです。
ダミは、何度も、精神的にも肉体的にも、クム・ラヒに苦しめられるんです。
クム・ラヒだけでなく、金の亡者で、金しか信じていないような悪女はチャ・ジュランも同じ!
チャ・ジュランという女性は産婦人科医で、年の離れた資産家のパン会長と同居しています。
クム・ラヒがパン会長のたった1人の孫娘を連れて現れたことで、彼女の計画が思い通りにいかなくなりそうになります。彼女も会長の財産が目当ての悪女なのです。
チャ・ジュラン役のシン・ウンギョンは、『ペントハウス』では、垢すりサロン経営をするカン・マリ役として登場していました。
今回のドラマでも、『ペントハウス』同様、どこか憎めないお茶目な人柄は健在です。しかし、本作ではかなりの悪女として登場しており、7人の脱出者の中の1人に選ばれています。
他にも、同じように欲にまみれた男もいます。その男はヤン・ジンモ!
ヤン・ジンモは、芸能事務所「チェリーエンターテインメント」代表。
誹謗中傷やフェイクニュースを通じて韓国社会に影響を与える悪事も働いています。そのフェイクニュースグループの名は「緋文字」!
ユン・ジョンフンは『ペントハウス』では、元声楽家チョン・ソジンの夫、チョンア医療院のVIP専用の外科医、ハ・ユンチョルを演じていましたね。
ヤン・ジンモも、7人の脱出者の中の1人に選ばれています。
パン・ダミをはめようとする、友達のふりをした敵「フレネミー」のハン・モネ!猛毒花のように危険な少女で、ダミは、まんまと騙されていくんです。
魔界人のような男や女、そして、ごく普通の大衆が、1人の少女の「真実」に耳を傾けず、彼女は、企てられた罠にはめられていきます。
ダミを地獄に突き落としたモネも、7人の脱出者の中の1人に選ばれています。
『ペントハウス』では、1人の少女が殺されることから物語が本格的に始動しますが、本作でも1人の少女が何者かに皆の前で殺されるシーンから物語が本格的に始動します。
緋文字の生配信とされる映像には、ダミが大好きな養父のイ・フィソに人生を壊されたと訴え、生配信中にフィソに殺されたように映っています。
実際には少女は姿を消しており、真相は謎のままです。ダミは生きているのか?死んでいるのか?
ダミの状況は、まさに絶望的、養父やダミが悪人たちに罪をなすりつけられ、ダミが死んでも死にきれない状況に追い込まれているのです。
悪人たちが自らの保身、利益、欲望のために、少女や周囲の人間を利用する様子は、視聴者も、見ていて非常に胸くそ悪い思いをすることでしょう。このような追い詰め方は、歴史的な惨劇である「魔女狩り」を思い起こさせますよ。
そして、真実は伏せられたまま、時は流れていくのです。
↑大阪コリアタウン近くの公園にある済州島の守り神の石像「トルハルバン(돌하르방)」です。
済州島(チェジュ島)は、韓国最大の島で、美しい自然景観と独特の文化で知られています。
ハン・モネは5年後女優となり、済州島のリゾートホテルでファンイベントを開催しますが、このイベントが復讐の舞台になるんですよ。
プールサイドではお酒がふるまわれ、パーティーが始まります。
「思い切り楽しめ、すぐに地獄を見せてやる」とカクテルを片手に、このパーティーを眺めながら計画を実行する男がいます。彼の名はマシュー・リー。
こちらが、マシュー・リーです!
彼はミステリアスな人物であり、大人気SNSツール「ティキタカ」の会長として急速に成功を収めた後、この計画を始動させました。
演じるのはオム・ギジュンさんで、『ペントハウス』の冷酷な悪役チュ・ダンテとは対照的なキャラクターとして描かれていますが果たして?
あるプロジェクトが始動し、悪人たちの生存をかけた脱出劇が幕を開けますが、ここからが最高に面白い展開になります。
『ペントハウス』以上に、ぶっ飛んでいます!!!
プールサイドでパーティーを開いていたのですが、またもや事件が・・・。その事件を隠蔽しようと、また悪事を働く人々。隠蔽するには、死体を済州島近くの人もよりつかない無人島に移動させないといけなくなり、7人を含むパーティー参加者は、無人島へ行くんです。
その島には、作り話のような、とんでもない描写があり、まるでホラー映画さながらの怪物?も登場しますよ。
このドラマは、金と権力の亡者たちが、極限の状況で炙り出される欲望を描いており、人間の弱さや醜さも浮き彫りにしています。この無人島のシーンも凄まじいこと!
ダミはパン会長の紹介で支援センターに逃げ込んだ時、自らの苦しみを訴えていました。そして、彼女は自分が経験した苦しみを、罠にはめた人達にも味わわせたいと訴えてもいました。
画像は、トップレベルに危険な有毒植物のチョウセンアサガオです。その別名は「地獄のトランペット」。そして花言葉は、「夢の中」「陶酔」「あなたを酔わせる」という3つ!
悪人の7人は、危険な異次元に吸い込まれたような地獄を体験するんです。彼らが経験したのは幻覚なのか、それとも現実なのか、その真実は謎めいています。
無事、7人は脱出できるのでしょうか?
ここでドラマは終わらず、また、ここから予想外の展開を始めるんです。脱出シーンは、このドラマの一部であり、ここからまた面白くなっていくんです。
まずは、ここまで視聴してみてください!
きっとこのドラマから、抜け出せなくなるでしょう。
この後に続く物語の中で、マシュー・リーの真の姿が明らかにされるのですが、私が思っていた予想とは違っていて、びっくりしましたよ~!
今回は、無人島からの脱出ができるかどうか?なところで、終わらせていただきますね。
素晴らしい要素が詰まった『7人の脱出』は、韓国ドラマファンにとって必見の作品と言えるでしょう。韓国ドラマを見たこともない方も、これは本当に面白い!お勧めですよ!
・とにかく、一度見始めると、取りつかれたように見続けてしまう中毒性があるドラマなんですっ!退屈する暇なんて一切なし、面白いんですよっー!!♪
・「7人の脱出」は、フェイクニュースやSNSでの誹謗中傷といった“ネット上での問題”も描いています。現代社会が抱える問題(闇)を挙げることで、視聴者も他人事とは思えないような気持ちになるかもしれません。
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