『7人の脱出』～愛と復讐が交差するぶっ飛びサスペンス〜！心理戦にどんでん返し！配役がドハマりしてる②

予測できないジェットコースター的な展開のストーリー

『7人の脱出』では、悪人たちだけでなく、大衆までもが悪人に操作され、悪意に満ちた偽情報を真実のように信じてしまいます。
その結果、罪のない少女が最も残酷な方法で地獄に落とされました。
地獄に落とされた少女の名はパン・ダミ。

やがて、壮大な計画が始動し、ある意図をもってパーティーに招待された、7人の悪人を含む参加者たちが済州島に集められます。

本作のキーとなるのは、配信された動画の中で殺害され、姿を消したパン・ダミの仇を討つために復讐を計画するマシュー・リーの存在です。そして、ダミの祖父であるパン会長と彼に忠誠を誓うカン・ギタクも見逃せません。

パーティーで人を殺し、その罪を隠蔽するために、参加者たちは済州島から船で20分の無人島に到着し、そこで地獄を見る羽目になります。

それぞれの人物が織り成す複雑な関係性と、無人島で繰り広げられるサバイバルドラマは、視聴者を釘付けにすることでしょう。彼らの行動や選択がどのように展開されていくのか、注目せずにはいられません！

無人島からの脱出を試みる中、7人の悪人たちは依然としてマシュー・リーたちの正体に気づかないまま、ストーリーは展開されます。

この計画とは、パン会長やマシュー・リーたちによる復讐劇なのでしょうか？
そして、「ダミは本当はいきてる？」「いきていてほしい！」と願いつつ、緊迫感溢れる展開から目が離せません！

大人気SNSツールの会長であり謎の人物マシュー・リー

ストーリーが進むにつれて、『ペントハウス』のチュ・ダンテのように、カリスマ性が際立ってくるキャラクターが登場します。その魅力的な存在感により、物語はさらに緊迫感を増し、視聴者をぐんぐん引き込んでいきます。

計画を始動させたのはマシュー・リー！
その正体が誰かという謎も興味を引きますが、物語が進む中でしだいに明らかになっていきます。

実はマシュー・リーは、顔に傷を負った、パン・ダミの養父であるイ・フィソだったのです！この衝撃的な展開により、物語はますます目が離せなくなります。

冒頭シーンでは、怖いイメージの資産家という感じでしたが、パン会長は、愛情深い孫思いだという印象に変わっていきます。

可愛い孫を陥れたヤツに復讐を誓う、パン・チルソン会長！

「パン・チルソンの名にかけて復讐を誓う！」
「必ず地獄を見ることになるだろう！」
「生きることもできないような過酷な代償を払わせてやる！知らせてやる！お前達全員に！」

パン・ダミを誤解し、冷たい態度をとっていたパン会長。しかし、騙されて可愛い孫を見捨ててしまったことを悔い、激怒する様子は、視聴者の心を熱くさせるでしょう～！

マシュー・リーと行動を共にするカン・ギタク

マシュー・リーとパン会長を助け支えとなるカン・ギタク。
実は、パン会長とカン・ギタクが協力し、ダミの養父は、なんと！整形手術を行い、別人として人々の前に登場していたのです。

しかし、マシュー・リーの正体は本当にダミの養父なのでしょうか？カリスマ性に溢れ、貴公子のようなふるまいに加え、サーフィンまでも上手い彼の正体にはまだ謎が残ります。この先、物語はどのように展開していくのか、ますます目が離せませんー！

タイトルの『7人の脱出』の7人のメンバーですが・・・まずは中心的な2人の女性

タイトルの『7人の脱出』に登場する、中心的な7人のメンバーについてですが、その詳細を「感想①」に続き、お伝えしますね。

『7人の脱出』の7人のメンバーのうち、まずはこのふたりを紹介します。

パン・ダミの友達のふりをしたフレネミーであるハン・モネ（左側）と、パン・ダミの実の母である金と権力好きの怖い女クム・ラヒ（右側）です。

クム・ラヒは猛毒花のような恐ろしさを持ち、物語が進んでもその冷酷さは変わりません。ドラマ制作会社LHメディアの代表で、欲しいものはどんな手段を使っても手に入れるという打算的な行動は、視聴者を圧倒します。

韓国映画が得意とする女性の気性の激しさを、クム・ラヒが見事に表現しています。スターのハン・モネが気弱になった時でも、彼女にカツを入れるような折れない心の持ち主です。

この2人の強烈なキャラクターが物語にどのような波紋を呼ぶのか、見ごたえがありますよ！

お金大好きな産婦人科医

そして、3人目はチャ・ジュランです。

クム・ラヒ（左側）と同じく、悪に手を染めても金が一番と考えるチャ・ジュラン（右側）。シーズン1の最後の方の回想シーンでは、「目の前に命があるの。私はあきらめない！みんな、がんばりましょう！」と命を大切にし、懸命に産婦人科医として職務を全うしようとする一面も見せていました。

しかし、金が必要な境遇と「悪が最後は勝つ」という考えが彼女の行動を支配し、猛毒花のようなクム・ラヒと共に悪事の計画を立てたり、仲間になることが多いのです。

残りの7人の中のメンバーについても紹介しますと・・・

エンターテインメント会社の代表でちゃらい悪人

4人目はエンターテインメント会社チェリーエンターテインメントの代表ヤン・ジンモです。

ヤン・ジンモは、ちゃらい雰囲気を漂わせる悪人です。クム・ラヒやチャ・ジュランと同様、彼もずる賢く立ち回ります。

しかし、ノ・ペンヒという女性と、彼女が育てる子供（この子にも重大な秘密が！）を非常に愛しており、悪人でありながら、愛情深い心や行動を見せることもあります。

ヤン・ジンモもそうなのですが、どの悪役も、愛する者がいて、優しい顔やお茶目な一面？も持っているため、物語が進むにつれて、彼らを憎めない気持ちになることが不思議ですね。

そうそう『ペントハウス』のソジン役の女優さんも、少しだけ出演していますよ！

マシュー・リーとクム・ラヒ、ヤン・ジンモは、3社提携で世界進出を目指しており、ハン・モネはその会社の売れっ子スターです！芸能界の話も絡んでおり、芸能界の裏側を垣間見ることができる面白さもあります！

この写真の2人は『ペントハウス』で夫婦だったのですよ！
右側の女性は、『ペントハウス』でチョン・ソジン役を演じていたキム・ソヨンさんです。今回は、ヤン・ジンモと関係のある芸能人役なんです。

ちょい役といえ、存在感は抜群で、クールビューティーな見た目は黒鳥のよう！強くて怖い女の印象は役柄を変えても健在ー！怒ると、ヤン・ジンモをしばき倒し、なんともカッコいいー！

他にもね、『ペントハウス』で見たことがある、脇役さんたちが、本作のシーズン1内のキャストとして出てきたりもしますよ。『ペントハウス』を見た方は、探してみてくださいねー！

けんかっ早いけど男気もある！

5人目はミン・ドヒョクです。
ミン・ドヒョクは、暴力団出身の男性です。彼はずる賢いタイプではないんです。仕事も、良い仕事とは到底言えない、暴力団などから依頼を請け負う便利屋のような存在です。

貧困な家庭で育ち、家族のために悪事に手を染めてしまう一方で、人並み外れた才能を持つ男性でもあります。
彼は、ずば抜けて頭脳明晰＆ケンカも強く、学生の頃から暴力団からスカウトされていたくらいなんです。希望ある未来が描けない彼に、視聴者は、なんとも言えない気持ちになるかもしれませんね。

彼は悪役なのですが、性格も本当は悪くなくて、根は心優しい男性なんです。
アクションも凄くて、ハラハラドキドキするシーンも見ごたえがありますよ！

ハン・モネとミン・ドヒョクがシーズン1の最終話近くで、恋仲に進みそうな気配？

実は、彼は物語の中心人物として重要な役割を果たしています。主役級の大物悪役との深いつながりがあり、物語が進むにつれて驚きやパズルのような要素が組み込まれ、非常に面白い展開となっています。

ドヒョクの家族愛や、主役級の大物悪役とその父とのゆがんだ愛情などがしっかりと描かれており、視聴者の心を大きく揺さぶります！！！
きっと『それぞれの愛の形』に心打たれますよ。

視聴者の心の中に複雑な感情を引き起こすシーンが何度も登場するんですよ！私は、複雑な家族愛というか、親子愛に、心の中で涙が溢れましたよ。

ストーリーが進むにつれ、ハン・モネといい感じになる？そんなシーンにもドキドキします♡

小狡く立ち回る教師

6人目は、コ・ミョンジです。
パン・ダミが転校した江南の名門ミョンジュ女子高校の美術の非常勤教師でモネの担任教師です。コ・ミョンジは、相手によって態度を変え、小狡く立ち回るタイプの人物です。
彼女は、ダミが真実を学校で訴えても助けようとせず、嘘の証言をしてしまいます。

その背景は、理事長の息子との不倫をダミに知られたことで、ダミを邪魔な存在とみなしていたからです。かつては生徒の力になる先生だった彼女も、“良い志を持つ先生だった”と、過去形で紹介するしかないほど、良い先生とはいい難い人物になっているのです。

学校内の出来事も描かれているため、子供を持つ親たちは興味津々で物語を追っていくのではないでしょうか？

権力にこびへつらう警察官

7人目はナム・チョルです。
ナム・チョルは、ドクソン警察署の刑事部隊の班長です。彼はパン・ダミがはめられた際に、ダミではなく、悪人に手を貸しました。当初は「最高の警察官を目指す」と忠誠心を示していましたが、職務を裏切り、上層部の悪人に手を貸して役職を得てしまった男性です。

この7人が、無人島を脱出する際に、協力者として手を組むんです。

ナム・チョル、チャ・ジュラン、コ・ミョンジの3人は、コミカルなやりとりで場を和ませる存在でもあります。
物語は緊迫感のあるシーンも多いですが、これらのキャラクターたちの人間臭さが何だか面白くて、思わずクスッと笑ってしまいます。

大物悪役はこの人物！マシュー・リーの正体は…！？

恨みを動機としてもっているダミの養父だと思っていたら、実は…！？という所から、強烈に、また、盛り上がりを見せるんです～っ！！

ネタバレをしてしまいましたが、このドラマは、こんなネタバレで、面白くなくなるような浅はかなドラマではないんですよ！

見て見て！こんなシーンもあるんです！

パン会長、カン・ギタク、マシュー・リーの3人が手を組んでいたんですが・・・

実は、大物悪人による、ある計画の中の一部に利用されていたんです！
この人物は、ドヒョクにも、深い関係があるんですよー！

縛られているのはカン・ギタクさんで、彼は義理人情に厚い方なのです。
それに、むちゃくちゃ強いんです。それもそのはず、ソウルを拠点に活動する暴力団のボス出身！

クム・ラヒとは、昔、恋仲だったんですよ！男女の複雑な恋愛事情やその胸の内なども描かれていて、面白いんです。

マシュー・リーは『ペントハウス』の悪役のチュ・ダンテ越えの、恐ろしい人物なんですよー！

『羊たちの沈黙』や『ハンニバル』の映画の中に出ていた、超怖いレクター博士のように、人を食べて襲う動物を使ったり、『ルパン三世』や『名探偵コナン』、『007シリーズ』の世界のように、最新の秘密道具を使いこなす！？
そこも見どころですよ！そんなん嘘やんー！とつっこみたくなります(笑)！

でも、現実的な最先端の技術も使って悪事を働かせているところは、人工知能などが生活に入り込んでくるこれからの時代、そんな技術の悪用なども現実的な話でもあり、他人事ではない話だと思わないではいられません。

ミン・ドヒョクが、だんだんとカッコよく思えてきましたよ～！

シーズン1の最終回では、ミン・ドヒョクの生死が危ぶまれ、マシュー・リーに従うかどうかの選択が6人のキャラクターたちに問われます。ビルの最上階での爆発が迫る中、ドラマは緊迫したシーンの連続であり、感動的な瞬間も含まれています。

シーズン1の最終話近くになると、ドヒョクに惹かれる視聴者が激増の予感！！！
実は私も、大好きになったキャラクターなんです。

なのに、恋仲になるかな？という感じだったハン・モネったら、酷いのなんの～！

もう最後まで見るしかありません！！

ドヒョクの運命に胸を締め付けられながら、シーズン2の展開にも期待が膨らみます。
今から、シーズン2が気になって、気になって仕方ありません。

本当、このドラマって、ハマりますー！！！

配役が素晴らしく、どの役も他の俳優さんには代えがたいくらいにハマっています。演技力も抜群で、演技ではなく、まるで本物のような迫力を持っています。

大の大人が、おとぎ話の次のページをせがむように、夢中になってしまいました。

ぜひぜひ、騙されたと思って一度視聴してみてください！あなたも、きっと、ハマっちゃいますよ～！

ぜひ予告動画を見てみてください！