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ペットにノミが…!?解決までの戦いレポート

ペットにノミが…!?解決までの戦いレポート
投稿日: 2024年6月29日 更新日: 2024年6月29日
閲覧数: 1,662
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海外在住。物づくりとコーヒーと猫をこよなく愛する3児の母。北欧生活を...
それはある日突然やってきた…。
飼い猫の茶々にノミを発見!

なぜそうなったのか、どうしたら防げたのか、どうやって駆除に成功したか、そして再発防止策についてのレポートです。ペットを飼っている皆さんなら経験したことがある方も少なからずいらっしゃるかと思いますが、予防の意味でも参考までに読んでみて下さい。

【予兆】

【予兆】

まず、ノミがついてしまったペットにはこんな代表的な症状が出ます。

●ポリポリ体を掻く仕草が増える。
●体毛に砂粒くらいの小さな黒い点々が混ざるようになる。

ある日、いつものように飼い猫のブラッシングをしていると、小さな黒色の点々が抜け毛に混ざっていることに気が付きました。初めて見るものだったので「ゴミか何かかな?」と最初はあまり深く考えませんでした。

今思えばこの時気が付けば良かった。

この黒い点々、実はノミの糞!ちなみにゴミと見分ける方法は、水で濡らしたティッシュなどの上に置いてみること。もし糞であれば、血液が混ざっているのでティッシュが赤色に染まります。

【発覚!】

【発覚!】

それから数日後、またブラッシングをしていたら、小さな黒い虫が一瞬だけ見えたのです!そいつは素早く毛の奥深くへ潜って行ってしまい、つかまえることが出来ませんでした。

ここでやっと鈍い飼い主は気づいた。「ノミだ!!」

人生で初めて見たノミ。この瞬間からノミとの激しい攻防戦が幕をあけました。

【原因】

【原因】

まず原因究明からです。なぜノミがついてしまったかというと…

●屋外に出る機会があったこと。
●定期的に与えている駆除薬の効き目が切れていたこと。

この2つが全ての元凶。
うちの猫はお天気の良い日に裏庭やベランダで日向ぼっこをするのが好きです。おそらくその時にノミがついてしまったのでしょう。

そして何より、月に1度与えなければいけない駆除薬を投与する時期が、うっかり1週間ほど過ぎてしまっていたのです!忙しくてすっかり忘れてしまっていたのですが、これはもう完全に飼い主の責任です。ごめんなさい。。。

【対処その1】薬の投与

【対処その1】薬の投与

まずはペットについたノミを駆除することから開始!(多頭飼いの場合は全員をケアします。)

とりあえず大急ぎで買ってきたノミ駆除用シャンプーで飼い猫を洗いました。そしていつも使っている駆除薬を投与したのですが、ここに大きな落とし穴があったことに後々気づくことになります。

【対処その2】大掃除

【対処その2】大掃除

ペットについたノミを駆除すればそれでお終い♪…とはいきません。

一度家の中にノミが持ち込まれてしまうと、カーペットや寝具にノミや卵がついてしまっている可能性があるので、徹底的な掃除洗濯が必要となります。

掃除機はもちろんのこと、家じゅうの布という布を一度に洗う必要があったので、コインランドリーと家を1日のうちに6往復する羽目になりました…。地獄です。

★ノミやその卵は60度以上で死滅すると言われているので、洗濯できない素材の物でもとりあえず高温乾燥機に放り込みましょう。

★ペットの毛布など動物に関わる品は、公共のコインランドリーで洗うことが禁止されている場合があるので、必ず事前にチェックしましょう。

【対処その3】駆除スプレー散布

【対処その3】駆除スプレー散布

とどめはオンラインの翌日配達で取り寄せた『ノミ駆除スプレー』の散布!

今回使用したスプレーは、動物に害はなく、カーペットやソファーなどに散布すると約7か月間も駆除効果を発揮してくれるという優れもの。散布直後は独特の匂いがありましたが、翌日には無臭になりました。お値段は1本約5千円と割高ですが、その価値はあるように思いました。

【思わぬ落とし穴】

【思わぬ落とし穴】

ここまですればもう安心!…と思ったのですが。この時点で飼い主は意外な落とし穴にはまってしまっていたのです。

なんと、薬を与えて4日経っても、猫についたノミがまだ生きているではないですか!ブラッシングの際に目視でそれを確認し、「どういうことだ!?」と大パニック。獣医師に相談した結果、とんでもない事実を告げられたのです。

「あ~、お使いの駆除薬、あまり効かないヤツですね。」

な、なんですって!?駆除薬なのに効かないってどういうこと?

獣医師いわく、一言に駆除薬と言ってもメーカーによって値段や質に大きな差があるとのこと。私がこれまで使っていた駆除薬は効き目が十分ではなく、獣医師の間であまり評価が良くないことをこの時はじめて知りました。

なんてこった。そもそもの予防が予防になっていなかったとは…。お手頃な値段の物を適当に選んでましたが、最初から医師にオススメの薬を訊いておくべきだったと後悔しました。

【神の一手!】

【神の一手!】

そして最後にして最高の救世主となったのがこちら。オーストラリアの獣医師おすすめの駆除薬『ブラべクトプラス(猫用)』。日本でも入手可能で、犬用もあります。

他の薬より割高ですが、ノミをはじめとした様々な寄生虫を駆除・予防できる上、月に1度投与しなければいけない薬が一般的な中で、これはなんと3か月に1度でOK!うっかり投与を忘れてしまうリスクも低くなります。

これを実際に我が家の猫に投与してみたところ、なんと翌日にはノミが居なくなりました!素晴らしい効果です。それから数か月が経ちましたが、今のところノミの再発も無く、撲滅に成功したと信じています。

【予防策】

【予防策】

今回のノミ騒動解決のためにかかった費用、約2万5千円なり…!なかなかの出費です。大掃除で体力と精神力もかなりすり減りました。こうならないための予防策をチェックしておきましょう。

1.そもそもペットを外に出さない。

ペットを飼う環境も、性質もそれぞれに異なるので、室内飼いが難しいケースも多いかと思いますが、可能であればこれが一番効果的だとは思います。(うちの猫は庭で過ごす時間が生き甲斐なので難しいですが…)

2.駆除薬の投与をしっかりスケジューリングし、忘れない工夫をする。

薬の投与をうっかり忘れてしまわないように、カレンダーのリマインダー機能などを使ってしっかりスケジューリングする。

3. 今使っている駆除薬がベストな選択なのか一度獣医師に確認する。

日頃、自分で駆除薬を購入している方は、それがベストな選択かどうかを獣医師に一度相談してみることをおすすめします。ペットの体重なども薬を選ぶ上で重要なので、定期健診にもしっかり足を運びましょう。

4. まめに掃除洗濯をする。

ペットのベッド周りアイテムはもちろんのこと、可能な限り出来るだけまめに掃除機をかけ、洗濯もすることが再発防止に有効です。

コツ・ポイント

ノミとの闘いは想像以上に大変でした。でもいちばん大変なのはペット本人。飼い主として、同じ失敗を繰り返さないための備忘録としてこの記事をしたためました。ペットと楽しく過ごすため、参考にして頂けましたら幸いです。m(_ _)m


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