ゾンビな桐の葉に似た葉をもつ「イチビ」!ポツンと一軒家的な雑草、知ったらヤバイので駆除したくなる!

ゾンビな桐の葉に似た葉をもつ「イチビ」!ポツンと一軒家的な雑草、知ったらヤバイので駆除したくなる!
投稿日: 2024年6月11日 更新日: 2024年6月11日
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大阪在住の料理愛好家。日常の小さな喜び(宝物)を大切にしながら暮ら...
見慣れぬ雑草が1本だけ炎天下で元気に黄色い花を咲かせていました。調べたところ、珍しくて厄介な雑草でした。面白かったので、皆様にも簡単にご紹介しますね。

この植物は「イチビ(伊知比)」です。別名 「キリアサ(桐麻)」「ボウマ」

この植物は「イチビ(伊知比)」です。別名 「キリアサ(桐麻)」「ボウマ」

インド原産のアオイ科イチビ属(アブチロン属)の一年草の植物で、もともとは繊維を取るために古代に中国を経て渡来したもので、人家近くの荒れ地などに野生化しています。品種によって花の形や色、葉の形が異なる個性豊かな種類が存在するようです。

見慣れぬ雑草が、他の雑草もほとんど自生していない悪条件の中、このように、ポツンと一軒家的に生えており、やたら目立っています。

炎天下の中、元気に開花していました。

炎天下の中、元気に開花していました。

夏から秋にかけて径2cmほどの黄色の花が葉腋から上向きに開花し、1〜2メートルと高く伸びる直立型の茎を持つ雑草です。

葉は5つに浅く裂けた掌状葉で、手のひらのような形から「イチビ」の名がつけられています。また、キリアサ(桐麻)とも呼ばれ、その別名は葉の形がキリに似ることからきています。

こちらの写真は、切っても切っても再び生えてくる「桐の木」です

こちらの写真は、切っても切っても再び生えてくる「桐の木」です

屋根を超えて、巨大化するんですよー!桐の幼木は、都会で厄介者扱いされていますよ。

「イチビ」の花言葉 「独立心の強い」「感謝」「努力」

「イチビ」の花言葉 「独立心の強い」「感謝」「努力」

開花時期は7月~9月 お花を茎に貼り付けたような感じで、なかなかユニークな花姿です。

花言葉の中に「感謝」の意味合いを含むので、人にプレゼントしても良いようなかんじなのですが、少し冴えない見た目と特性に厄介さがあるので、プレゼントすると反対に嫌がられるかも知れませんね。

実は、乳牛が間違って食べると牛乳に『異臭』を起こすため、厄介な外来種的存在!

実は、乳牛が間違って食べると牛乳に『異臭』を起こすため、厄介な外来種的存在!

かつては繊維を採取する植物として栽培され、現在は畑地に害を与える雑草として広く知られています。日本全国に分布し、乳牛が誤って食べると牛乳に異臭を起こすため、外来種として問題視されています。その異臭が牛乳に及ぼす影響は重大なため、管理が重要とされているそう。

牛乳を臭くする雑草がここにもー!以前調べて、そんな雑草が存在することに驚いたのですが、こちらの雑草もそうなのですね。

独特な形の果実

独特な形の果実

果実は半球形で直径約2cmほどで、軟毛や腺毛が密生しています。この独特の形は、一度見たら忘れられないほど特徴的!

緑色をしていますが、棘が生えていて成熟すると黒っぽくなります。いかついかんじで、印象深いですねー!尖っているので、乾燥したものを投げられると痛いでしょうね!

「イチビ」という珍しい雑草でしたが、皆様はご存じでしたか?背筋をピンと伸ばし、1人たたずむ強さ!「独立心が強い」かんじがしますよね!

こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


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