インド原産のアオイ科イチビ属(アブチロン属)の一年草の植物で、もともとは繊維を取るために古代に中国を経て渡来したもので、人家近くの荒れ地などに野生化しています。品種によって花の形や色、葉の形が異なる個性豊かな種類が存在するようです。
見慣れぬ雑草が、他の雑草もほとんど自生していない悪条件の中、このように、ポツンと一軒家的に生えており、やたら目立っています。
夏から秋にかけて径2cmほどの黄色の花が葉腋から上向きに開花し、1〜2メートルと高く伸びる直立型の茎を持つ雑草です。
葉は5つに浅く裂けた掌状葉で、手のひらのような形から「イチビ」の名がつけられています。また、キリアサ(桐麻)とも呼ばれ、その別名は葉の形がキリに似ることからきています。
屋根を超えて、巨大化するんですよー!桐の幼木は、都会で厄介者扱いされていますよ。
開花時期は7月~9月 お花を茎に貼り付けたような感じで、なかなかユニークな花姿です。
花言葉の中に「感謝」の意味合いを含むので、人にプレゼントしても良いようなかんじなのですが、少し冴えない見た目と特性に厄介さがあるので、プレゼントすると反対に嫌がられるかも知れませんね。
かつては繊維を採取する植物として栽培され、現在は畑地に害を与える雑草として広く知られています。日本全国に分布し、乳牛が誤って食べると牛乳に異臭を起こすため、外来種として問題視されています。その異臭が牛乳に及ぼす影響は重大なため、管理が重要とされているそう。
牛乳を臭くする雑草がここにもー!以前調べて、そんな雑草が存在することに驚いたのですが、こちらの雑草もそうなのですね。
果実は半球形で直径約2cmほどで、軟毛や腺毛が密生しています。この独特の形は、一度見たら忘れられないほど特徴的!
緑色をしていますが、棘が生えていて成熟すると黒っぽくなります。いかついかんじで、印象深いですねー!尖っているので、乾燥したものを投げられると痛いでしょうね!
「イチビ」という珍しい雑草でしたが、皆様はご存じでしたか?背筋をピンと伸ばし、1人たたずむ強さ!「独立心が強い」かんじがしますよね!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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