原産国はヨーロッパ、キク科アザミ属の多年草です。セイヨウオニアザミは、アメリカオニアザミの名でも呼ばれることが多いです。日本のアザミとは全く別のヨーロッパ原産の植物で、鋭いトゲに植物全体が覆われているのが特徴です。
日本へは北アメリカから輸入された穀物や牧草に混入して持ち込まれ、今では、外来種として定着し問題になっています。
開花時期は7月~9月、花名は「あざむく」から来ています。とても美しい花なので、近づいて触ると、茎や葉に鋭い棘があって痛い思いをすることからついたそうです。
花名が、欺く!から、来ているなんて、知らない方も多いのではないでしょうか!危険な花の代名詞のような存在なのですよ。
沢山お花を開花させるので、空き地などで開花していると、目をひきますよ。お花の色が鮮やかで、艶やかで、開花していると、ついうっとり見とれてしまいます~!
こちらのお花は、6月の1週目です。空き地外から撮影しましたよ。
今回撮影した花姿も、とても綺麗ですよね。
でもでも、見とれていてはいけないお花なんですよね!
拡大してみました!ピンクかがった紫色で、とても美しい花色です。
魅惑的な花姿に気をとられて、お子様や女性が花を摘もうとしたら、痛い目にあってしまう危険なお花なんですー!お子様などにも、この花だけは、絶対触れないように、学ばせてあげて欲しいです。
例えていうと、魔界の女王様のような存在!なのかな。
見てください!この棘!植物の中で、こんなに鋭い棘をまとったものは、セイヨウオニアザミ以外にない?と思えるほどです。
とても危険なので、道端の植物から種を採取したりしてもいけません。
そして、オニアザミは要注意外来生物に指定されていて、所持や栽培が規制されています。もちろん、苗や種は流通していませんし、入手してはいけません。
花茎も太くしっかりしていて、高さは50cm~1mほどになります。毒はありません。駆除はできるだけ早い方が良いですよ。トゲが固く鋭いため、ケガをしないように革製やゴム製のぶ厚い手袋をつけて作業してください。
面倒なのが、オニアザミは根が残っているとゾンビのように再生してしまうため、根元を掘り起こし、根ごと除去する必要があります。除草剤で駆除する方法もあります。
駆除後は、新聞紙にくるんでトゲがゴミ袋を貫通しないようにして可燃ごみとして処分すると良いそうです。
花の棘も細かくて沢山ついていますが、葉の棘は、ホラー映画に出てくるバケモノのよう!(古いですが、エルム街の悪夢のフレディーみたい)。
葉は深く裂けていて、緑色の指に見えますよ。この指のような部位には、鋭利な固い棘があり、手袋を貫通するほどの威力があります。
この葉は小さなお子様の目の高さにあったりしますので、目にでも刺さったら!考えるだけで恐ろしいですよ。失明してしまうかもしれませんね。
小さなお子様やペットが知らずに、安易に近づくと、いばらの道以上の危険が待ちうけています。
葉裏には葉脈上に棘があり、葉の表も、葉脈上に棘があります。こちらもバケモノ並みに厄介な雑草なんです!
葉に棘のある雑草を見たら、こんな風に群生しないうちに駆除してくださいね。
お家近くに生えてきたら、危ない事を伝えて、駆除することにしていますよ。種が飛んで来たら厄介ですので!
危険を知らない事は、悲劇を招いてしまうかもしれません。こちらの情報が誰かの助けになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•毒はないのですが、外来生物法により、生態系被害防止外来種に指定されている植物です。鋭利な棘にご注意ください。舐めていると痛い目にあいます。お子様やペットをこの植物から、守ってあげてくださいね。
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