トキワツユクサ(常磐露草)は南アメリカ原産、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草です。
トキワツユクサは「ミドリハカタカラクサ(緑博多唐草)」と非常に似ていますが、ミドリハカタカラクサの方が一回り大きいです。
両者とも葉がツユクサに似ていますが、ツユクサは一年草であるのに対し、トキワツユクサは多年草のため、一年を通して葉があります。
トキワツユクサは市街地で青花を咲かせるツユクサのように、茎が地面を這ったり、枝先や葉を立ち上げたりしながら成長し、普通は人の脛(すね)くらいの高さ程度のふっくらした茂みを形成します。
トキワツユクサ(常磐露草)の開花時期は5月から7月で、花びらと花糸は白色です。花糸には多くの細胞が一列に並んだ毛が密生しています。
葉に白い縦縞の入るものは「シロフハカタカラクサ」と呼ばれ、観葉植物として栽培されていますが、放置すると斑のないものが多くなり、「ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)」に変わってしまうことがよくあります。
シロフハカタカラクサという名の鑑賞用植物なのに、放置すると葉が変わっていまい、植物名まで変わるって、面白いですね!
そんな、名前の変わった「ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)」は、「要注意外来生物」として、扱われていたりします。このように、葉の緑色のものは、雑草化したものです。
花は小さくて可愛いので、つい見逃してしまう植物ですよね。花言葉も「尊敬」ととても素敵な花言葉がつけられていますね。
「要注意外来生物」とは、環境省が選定した取扱いに注意が必要な生物を指します。
これらの生物が野外に広がると、在来の生物と競合してこれを駆逐したり、雑種を作って在来の生物の独自性を損なわせたりするなど、さまざまな問題が発生する可能性があります。
別名「トキワツユクサ」の通り、ツユクサの仲間であり、葉が波打っており白い花が咲きます。湿った日陰や水辺に大量に繁殖し自生するため、すでにオーストラリア、アメリカ、ニュージーランドでは駆除の対象となっているそうです。
この植物は白くて美しいですが、お庭で育てている植物を駆逐する可能性があるため、もし見つけたら駆除して、元々育てている植物を守ることが推奨されます。
トキワツユクサはツユクサの仲間で、ツユクサが食用にできることから、トキワツユクサも同様に食べることができ、「毒」はありません。
雑草とひとくくりにすると皆同じに思えますが、気にかけてみると普段見えなかった雑草まで見えるようになります。トキワツユクサは野生化できるほど、とても丈夫でしたたかな植物なのですね。
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•葉に白い縦縞の入るものは「シロフハカタカラクサ」と呼ばれ、観葉植物として栽培されていますが、放置すると斑のないものが多くなり、「ノハカタカラクサ(トキワツユクサ)」に変わってしまうことがよくあります。
駆除方法は、2~3日の間天日にさらして完全に枯死させ、その後、ビニール袋などに密封し、各自治体の方法に従って処分してください、とのことです。
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