パーソナルカラー診断を受けると、
一般的に
「イエベはベージュ、ブルベはグレーが似合う」
って言われることが多いですよね。
以前、私も
「ブルーベース・ウインター」と診断されて
「ベージュはダメ。グレーがお似合い」
とアドバイスされました。
でも、じつは私はこう思っていました。
・薄いグレーを着ると部屋着感が出る
・なのに暗いグレーは似合う
・しかもベージュは明るければ似合うと感じる時がある
「このアドバイス、ほんとなの?」
という疑問を持ったまま数年たち、
私自身がパーソナルカラーリストの
資格を取得しました。
そしてやっと、長年の疑問が
正しかったことが分かりました。
そこで今回は、私をモデルに
グレーとベージュについて解説します。
私が学んだパーソナルカラーは、
イエベかブルベかという「ベース」だけでなく
似合う「濃さ(鮮やかさ)」「明るさ」「くすみ度」
そして、自分の質感を合わせて
立体的に診断します。
これらすべてを見ると、
グレーとベージュのモヤモヤの正体が分かります。
ひとつずつ解説しますね。
「似合う色」は自分が
・血色を足す方が似合うか
・血色を引く方が似合うか
を知ると見つけやすくなります。
イエベは血色を足す「足し算効果」。
ブルベは血色を引く「引き算効果」。
そして真ん中のニュートラルは
「どちらでもない」ということを頭に置いてください。
詳しくはこちらの記事にも、まとめてあります。
★
ではまず、ベースカラーから説明しますね。
私が得意なベースカラーは
ニュートラル~弱いブルベ。
黄色すぎず、青すぎずを意識すれば
ブルベもイエベも似合う。
まあ、どちらか迷ったときは少し血色を引いて
スッキリ見せる方がより似合うという感じ。
つぎに色の濃さ。
濃い色は足し算。薄い色は引き算の効果があります。
私が得意なのは濃い色。
ただし、ビビッドすぎる色は苦手です。
薄い色は血色が引かれすぎて
地味な印象になることも。
明るいと暗い、「どちらかが似合う」という人もいれば
「どちらも似合う」という人もいます。
暗い色は足し算。明るい色は引き算の効果。
私は明るいと暗い、両方が得意です。
ただ、明るい方は少しでもグレーによると
顔にくすみが出ます。
もちろん、真ん中の明るさが
得意な方もたくさんいらっしゃいます。
こちらは両端がスッキリカラー。
中の3つがくすみカラーです。
私は両端だけが似合うという結果でした。
「明るさ」でも中明度が苦手だったので
くすみカラーはどちらかというと苦手だと分かります。
スッキリカラーは足し算の効果。
くすみカラーは引き算の効果があります。
ここまで読んで、「だからどういうこと?」
と思う方も多いかもしれません。
まとめますね。
私の似合うは
【ベースカラー】ややブルベ寄りのニュートラル。(やや引き算)
【濃さ】濃い目が得意(足し算が得意)
【明るさ】明るい・暗いどちらも得意(足し引きどちらも得意)
【くすみ度】スッキリカラーが得意(足し算が得意)
そう、足し算と引き算、
どちらか一方だけには片寄ってないんです。
そこで思い出してください。
私はブルベ寄りなのに薄いグレーが似合いにくかったことを。
薄いグレーはどういう色かというと
グレー➡ブルベで引き算
薄い色➡引き算
くすみカラー➡引き算
つまり引き算だけ。
そこで「薄い」を「濃い」に変更すれば、足し算が加わります。
だからバランスが取れるというわけ。
さらに薄いベージュは似合いましたよね。
ベージュ➡イエベで足し算
薄い色➡引き算
くすみカラー➡引き算
つまり、やや引き算なので
私の似合う色になります。
どうでしょう?
ベースカラーだけにとらわれたら
「似合う」が見つけにくくなると
お判りいただけましたか?
パーソナルカラー診断を受けて、
結果がしっくりこないとお悩みの方が
とても多いと実感しています。
私はパーソナルカラーとは
「〇〇タイプ」とカテゴライズすることが
本来の目的ではないと思っています。
ファッションを楽しむために。
「似合いにくい」を「似合う」に
チューニングするために。
「色をどう使うのか」をお伝えする。
それがパーソナルカラーリストの役割だと
思って活動しています。
そして、世界で一番自分に向き合っているのは自分。
ご自身が「似合う」と思えば診断結果と違っていても
どうか自信を持って「似合う」と思ってくださいね。
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