トケイソウに適した種まきの時期は春から初夏の5月から6月頃です。適切な土壌は水はけのよい土です。市販の果樹用培養土や草花用培養土を選ぶとよいでしょう。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。日光がよく当たる場所で育てるため、夏の昼間には水やりをせず、気温が下がる朝か夕方に行い水の管理をします。
肥料の与え方は4月から10月の成長期の間に月1回程、緩効性の化学肥料を与えます。鉢植えで育てる場合は、深型プランターか7〜8号の大きさの鉢を選びます。
アブラムシやカイガラムシなどの害虫が発生した場合は、早めに殺虫剤を使用して駆除しましょう。
湿っている状態が続くと灰色かび病や立ち枯れ病などの病気になりやすくなります。
病害虫の予防と対処法は加湿を避けるために風通しの良い場所で育てることです。病気にかかった植物は感染が広がらないように早めに対処しましょう。
病気や虫に対する早期発見のポイントは葉の裏もよく観察して、害虫や病気の兆候を見逃さないようにすることです。
トケイソウの剪定に適した時期は、花が終わった後の秋です。トケイソウはつる性の植物で、春から秋にはツルがどんどん伸びるので、長く伸びたツルは春か秋にそのつど切り詰めます。
つるはネットや支柱に巻きつけ、グリーンカーテンとしても利用することができます。立体的にアレンジメントすることによって、より美しい花を楽しむことができます。
開花促進のためのケアは花が終わったら、枯れた花を切り取りましょう。これによって株のエネルギーが無駄に使われることを防ぎ、春に新しい芽が出やすくなります。
トケイソウを種子からの増やす場合は春から初夏の5月から6月頃に植えます。
一般的にトケイソウは挿し木で増やします。まず、太いつるを選び、5~8cm程度の長さに切り取ります。根の方の葉をとりのぞいてから、土に挿します。
挿し木以外にも株分けで増やす方法もあります。どの方法も簡単に試すことができます。好みや状況に応じて選んでください。
トケイソウは季節ごとの注意点がいくつかあります。春は肥料を与えて成長を促し、夏は水やりを適切に行い、直射日光が強すぎる場合は日陰を作ってあげます。秋には成長が落ち着き始めるので、肥料の量を減らしていきます。
トケイソウは耐寒性が弱いため、冬は寒さ対策の措置が必要です。鉢植えの場合は室内に移動させておきましょう。冬の休眠期は水をあまり吸わなくなるため、水やりを控えましょう。
トケイソウは糸状の副花冠(フクカカン)が独特な模様をしています。これがまるで時計の文字盤のように見えることからこの名前が付きました。
トケイソウの仲間は約400種類以上と多く、色と形のバリエーションが豊富です。そのどれもが個性的な花形です。なんとパッションフルーツもその一つです。
つる性植物であるトケイソウは、緑のカーテンとして窓辺に垂らしたり、壁に沿って這わせたりすることで、おしゃれな雰囲気を演出できます。室内での鉢植えとしても人気があり、明るい窓辺などに置くことで、リゾートスタイルができあがります。明るく活気に満ちたインテリアと相性がいいです。
また、押し花にする活用方法もあります。鮮やかな色のトケイソウの押し花はレジンアートなどに用いられます。トケイソウの花は一日花で、朝、開花すると夕方にはしぼんでしまうため、押し花にする際は早朝に摘むことがポイントです。
「聖なる愛」、「信仰」。
トケイソウの独特なデザインは目を引き、筆者も初めてトケイソウを見たときに「なんておもしろい花なんだろう」と思ったことを覚えています。
初夏の日差しの下、 トケイソウの白と薄紫の花びらは、 夏の訪れを告げてくれるユニークで気持ちのいい花です。
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