シンビジウムの育て方にはいくつかの基本のポイントがあります。
シンビジウムに適している用土はホームセンター等で販売されているラン用のものがおススメです。こちらは水はけがいいので水の管理がしやすいです。
シンビジウムは温度と湿度の管理も大切です。生育温度は25度以下で、最低気温が10度以上必要です。湿度は60~70%が理想的です。
また、元気に育つためには十分な 日光が大事です。1日4時間~5時間は直射日光に当てるようにしましょう。ただし、強い日差しは葉焼けの原因になるので注意しましょう。
元肥として洋ラン用の肥料を施し、生育期の4月から9月には、追肥として骨粉入りの固形油かすなどを置いておくと効果的です。それと同時に、液体肥料を1~2週間に1回施肥し、栄養管理することで美しい花を咲かせます。
シンビジウムにはさまざまな品種があり、花の色は白や黄色、ピンク、赤などがあります。
花の形は星型や蝶型があります。大きさも2~10cm程度と幅広いため、 購入時にしっかりとチェックしましょう。
シンビジウムは小型のミニチュア系、中間のスタンダート系に大型のノベルティ系の3つに分類されることが多いです。
シンビジウムの一般的な病気には葉に茶色の大型の病斑ができる炭そ病に、根がブヨブヨになる軟腐病があります。
これらの病気には水はけを良くし、湿度が高い環境を避けるよう対策しましょう。
アブラムシは1年を通してよく見られる害虫ですので、適切な殺虫剤で駆除します。病害虫の予防と定期的なケアを心がけてください。
シンビジウムの種子は自家授粉によって得られます。花が咲いた後、花粉を他の花に移すことで受粉させます。
受粉が成功すると、種子ができます。種子は実が黄色くなった後に採取しましょう。
一般的なシンビジウムの増やし方は「株分け」が推奨されています。葉の付け根の球根のような塊を「バルブ」と呼びます。株分けの方法は、新芽が出ているバルブと古いバルブ(バックバルブ)を含め、3つ以上にし、それを一株にします。
葉を握ってゆっくり上へ引き上げながら抜くのがコツです。新しい鉢に土を均等に整え、株の周りに隙間がないようにしてください。
シンビジウムの休眠期は、花が終わった3〜4月ごろにあたります。シンビジウムの休眠期に休ませる理由は、植物が次の成長サイクルに備えてエネルギーを蓄えるためです。
この時期は成長が緩やかになります。休眠期中は水やりや肥料を控え、株をゆっくり休ませてあげましょう。そうすると、次の開花期に美しい花を咲かせる準備ができます。
シンビジウムは、洋ランの一種で、約60種類の原種とその交配種が存在しています。
観賞価値の高いシンビジウムには、上品なピンクが大人の雰囲気の「エンザンスプリング イン・ザ・ムード」や、明るい黄色の花弁と赤いリップを持つ「ラブリームーン クレッセント」、下垂性シンビジウムの代表的な品種で、白い花を咲かせる「サラジーン アイスキャスケード」、同じく下垂性でチョコレート色の花を咲かせるの「シンビジウム・デボニアナム」等があります。
これらの品種は耐寒性があり、手入れが比較的簡単なので初心者向けの育てやすい品種です。
シンビジウムは室内でも育てることができる観葉植物としても人気があります。リビングのサイドテーブルや棚、玄関に置いてインテリアとしても楽しむことができます。
「華やかな恋」、「高貴な美人」、「誠実な愛情」、「飾らない心」、「素朴」
シンビジウムは冬から春にかけて花を咲かせる美しい花です。
卒業式、入学式のシーズンでもありますので、生花を使ってシンビジウムのコサージュを手作りすることもできます。手作りのシンビジウムコサージュは、特別な日の装いをグレードアップさせる素敵なアクセントになるのでおススメです。
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