桜の花が咲き誇る時期は、雑草達も競い合うように、咲き誇っていますよ。
植物観察をしていたら、今まで見たこともないとても珍しい雑草を発見!
調べてみましたら、面白い雑草でしたよ。
ヨーロッパ原産、アブラナ科マメグンバイナズナ属の一年草~越年草の植物です。現在では世界の温帯地方に広く帰化しています。
カラクサガラシは、地面を這い分枝し、茎には白色の毛が多い。葉は無毛でありながら羽状に分裂し、やや光沢がある。花は葉腋から出ており、ナズナの仲間に近い特徴を持ちます。
牛が食べてしまうと、牛の乳が商品化できない位臭い牛乳にしてしまう原因は、なんでも、イソチオシアネートという物質が関与している可能性があるそうです。
イソチオシアネートは、一部の野菜や野草に含まれており、特有の香りを持っています。牛がこの植物を食べることで、その香り成分が牛乳に移行すると考えられているそうです。その成分が、この植物には入っているのですね。
「ヘクソカズラ」も茎や葉などを傷つけると、臭い悪臭を放つ雑草として知られますが、漢字で書くと「屁糞葛」と書き、凄く可愛そうな名前をつけられています。その名前のように臭い事を強調するなら、今回の植物は、「牛臭草」などとはつけても良さそうですね。
別名の「インチンナズナ」で調べてみると、日本においては外来種として分類されていますが、食用として利用されてきた歴史があるそうです。こちらの野草は、人々は葉や茎を食べることができるそうです。
しかし、牛が食べると牛乳が臭くなるそうです。
葉と対生して花序を出し、小さな目立たない花をつけます。カラクサガラシの花は約1mmで、淡緑色の4個の萼片を持ち、花弁はほとんどありません。4枚あるけどわかりにくいです。
地味な花ですね、開花していますね。
こちらの株は、実が沢山実っていますよ。果実はナズナと同様に2つ付きますが、扁平ではなく、玉を2つつけたような形状です。この形は、「イヌノフグリ(犬の陰嚢)」の名前と同様の意味で、イヌノフグリの漢字のままの意味あいです。
一株の植物からは約1600粒から大きいものでは18000粒以上の種子を生産し、動物の蹄や人間、アリ、鳥などに付着して分散されます。増えだすと駆除が大変そうな雑草なので、増えないようにしたいものですね。
凄く特徴的な葉をもつ地味な雑草で、気になって調べたら、面白い特徴をもつ雑草でした。
小さな小さな雑草の世界、本当に奥が深いのですねー!
はじめて知る雑草がこの世には、まだまだ沢山あるのですね。
この情報が、誰かの助けや喜びになることを願っています。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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