ノボロギク(野襤褸菊)は、キク科のキオン属(またはノボロギク属)、越年生または一年生の雑草です。
この植物は、世界中の寒冷地や亜熱帯に生息しています。日本では全国で見られます。
冬から初春にかけて、低い背丈のシュンギクに似た葉を持つことが特徴です。花は黄色で、花びらがありません。
名前の由来は野に生育する襤褸(ぼろ)菊という意味であり、襤褸とはほつれたぼろぼろの服や布を指します。
ノボロギクは20~40㎝ほどの大きさで、日本在来種のように見えますが、実は日本には元々存在しない外来種です。
明治時代ごろに何らかの方法で日本に自生するようになった植物です。
まだ肌寒い早春の時期は、背丈の低い春菊似だったのですが…。
暖かくなってきた桜の花が咲く4月には、背丈も伸びて、種までつけていますよ!
背丈が伸びて綿毛をつけた姿は、和名の「野襤褸菊」にぴったりなボロ布みたいな感じです。
空き地などの手入れのされていない場所などで、沢山自生する特徴があるように思います。
花言葉は、名前ほど悪いものではないのですね。
花言葉からもネガティブな印象はないように思えますが、実は、有毒なのです…。
全草にピロリジジンアルカロイド類の一種で大変毒性の高いセネシオニという成分が含まれており、この毒素は肝臓に影響を与え、摂取すると下痢や嘔吐などの症状が現れると言われています。
普段の接触では無害ですが(皮膚が弱い方はかぶれることもあるそう)、食べると危険です。
最近増えているように思える雑草です。
地域によるとは思うのですが、繁殖力が強いので、注意が必要な雑草ですよね。
お子様やペットが口にしないように、気をつけてあげてくださいね。
知っていれば悲報は避けることができます。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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