こちらは、ケシ属に属する外来種の植物です。各自治体から駆除を推奨されている植物です。
ナガミヒナゲシは、1つの実に1500粒以上の種子が含まれ、未熟な種でも発芽可能で異常な繁殖力を持ちます。
このことから、自治体では警戒が呼びかけられ、駆除が推奨される植物なんです。
1株からは16万粒以上の種を放出します。この植物は「アレロパシー」という物質も放出し、他の植物の生育を妨げ、自己だけが群生できるようにするんですよ。
自己の生存を確保し、はじめはポツンと一軒家状態でも、いつのまにか短時間でその周囲などがオレンジ色に染まってしまうんです、
気にもしなかったオレンジ色のお花は、やがて群生し街中で目立つ存在となるんです。
撮影時期は、4月に入って桜が咲きはじめた頃です。
桜のお花も綺麗だけどこのオレンジ色の花も綺麗だなー!と癒されていたんですが、やっぱり、駆除していかないといけない気持ちになった事があるんです!
それは…
超ミニサイズの、オレンジ色のお花が開花しているではありませんか!
このお花、信じられないですが、超ミニサイズでも開花できちゃうんです。普通のお花ってだいたいすべて均一な大きさですよね。
コンクリートでもポツンと小さく咲いていることもあると思っていましたが…。
小さな隙間でも、はじめに小さく咲いて種を放出して、周囲に種をまき散らすんですね。
これは、増えますね。やっぱり駆除した方が良い植物ですね。
画像は、もうじき種を沢山、放出する実です。4月~5月頃に開花し、花後には大きさ2㎝程度の細長い実を付けます。
この場所では、在来種の植物や雑草が追いやられ、生命力が強い帰化植物同士の戦いが起きています。
周辺では既にオレンジ色が目立っており、ナガミヒナゲシが優勢なのかもしれない。
ナガミヒナゲシの花言葉どおり「平静」「慰め」「癒やし」を感じるのですが、見た目に騙されてはいけませんよ、かなり手ごわい相手です!
お庭や近所でナガミヒナゲシなどの帰化植物が生えてきた場合は、早めに駆除することで他の植物が喜んでくれますよ!
•超ミニサイズの花を開花させることが判明!そして、ミニサイズでも群生できます!恐るべし。
•この植物を駆除する際は、手袋を着用しないと茎から出る乳液によるかぶれのリスクがあります。そのため、お子様やペットがこの植物の近くに近づかないようにすることが安全です。
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