花火が上がり華やかなパーティーが開催されている中で事件は起きる。ヘラハウスの最上階、ペントハウスに住むスリョンは会場に向かう途中で女性が転落死するところを見てしまい、気を失う。
ところが、意識を取り戻した後、会場に行くと遺体のあった場所もそこにいたはずの住人たちも何事もなかったかのように…
転落死した女性は2ヶ月前数学教師のアルバイトとしてやってきたミン・ソラで実はスリョンの実の娘だった。
そして事件には住人たちが関わっていたことを知りスリョンの復讐が始まる。
ヘラパレスの住人が華やかなパーティードレスと貴族風のカツラ姿で遺体の処理をしている様は外見と内面を皮肉っているようにも。
スリョンの夫チュ・ダンテと、ヘラパレス85階に住むチョン・ソジン、不倫の2人のデートが「漁夫の利」っていうお刺身のお店だったり。
スリョンが夫におねだりした黒バラの花束の花言葉は永遠の愛よって言いながら心の中では憎悪って呟いたり。
かつてソジンが、オ・ユニの恋人であったハ・ユンチョルとのキスシーンをわざと見せつけたお店が「因縁」だったり。
イ・ギュジンのキレキレのダンスが意外だったり。
ペントハウスは細かいところも面白いので、それも密かに見どころだと思います。
チョンア芸術高校に赴任してきたク・ホドン先生の登場で復讐劇はさらに複雑になり、チョンア芸高に通う子供達も親たちのプライドや欲望に振り回されていく。
裕福で何不自由ない生活を装うヘラパレスの家族、実はそれぞれに夫婦の問題や嫁姑問題、子供達への過剰な期待など様々な問題も明かされる。
体育教師として赴任してきたク・ホドン先生、実は大金持ちのローガン・リーでソラの骨髄移植で助かった兄だったのにはびっくり。
ローガン・リーとスリョンの計画で復讐のクライマックスへとストーリーは進んで行きます。
ユニによってソジンの父親に不倫、離婚がバラされ継ぐはずだった理事長も外され遺産も返すように言い渡されるソジン。
ソジンはその夜階段から転落した父親を見殺しにして理事長の座を手に入れる。
ソジンもまた子供の頃から親のプライドや世間体のために振り回され続けていたのだった。
ここからのソジン役キム・ソヨンさんの怪演、目力、顔芸？はさらにさらに迫力満点！
父親を見殺しにした後にピアノを弾く姿、財団が窮地に追い込まれて、チュ・ダンテに助けを求めた時、最後はペントハウスの新しい主はこの私よ！ハハハハ！！って声が聞こえそうなドヤ顔までさすがです！
ソジンは常に誰かに勝つことしか考えられないから夫のユンチョルの愛情にも気が付かなかったのね。
ウンビョルも母親が自分のために悪事を働いていると知っているから辛いよね。しかしソジン母娘顔芸が凄すぎる…！
複雑な陰謀や裏取引、思惑が絡みつつもドラマはスリョン、ローガンの計画通り進み復讐は終わる…と思ったら。。。
そう簡単にダンテは終わらない。ユニの裏切りもあり最後の最後に大どんでん返し！
結局ダンテとソジンの勝利なの？スリョンは殺されちゃうの？本当にユニがソラを殺したの？殺人犯にされていいの？双子のお母さんは誰？シリーズ2へと続く。
「ペントハウス」はちょっとした仕掛けがあったりするので、細部にも注目して観てみると、さらに楽しめますよ♪
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