ノゲシは、ヨーロッパ原産のキク科の植物であり、雑草として道端でよくみかける植物です。
道路脇や田んぼ、空き地など、さまざまな場所で見られます。日本にも古くから存在し、外来種としての扱いはされていません。
たんぽぽは種類によって花の大きさが異なりますが、一般的に、西洋たんぽぽよりもノゲシの方が花の大きさが小さい傾向があります。
ノゲシは、たんぽぽのように放射状に花がつき、美しい黄色をしています。これを舌状花と呼びます。舌状花では、花びらのひとつひとつが実際に花の一部です。
また、たんぽぽとほぼ同じ形と色の花を持つため、間違えられやすい植物です。写真で見る限り、たんぽぽのようにも見えますね。
ノゲシ(野芥子)は身近な植物であり、私たちの生活圏によく見られる代表的な花です。その名前は、野に生えていることと、葉がケシに似ていることから付けられました。
ノゲシは集合体になっている花が何十もついており、一方でケシは花びらの大きさがノゲシよりも何倍も大きく、花弁の数も異なります。
蕾部分は、なんだか、昆虫のまるむしのようですね(笑)ー!
ノゲシは茎を切ると白い液体が出る特徴があります。
通常、ノゲシの主な開花時期は4月から7月です(撮影時期は2月末の春を感じる暖かさが出てきた頃です)。
たんぽぽ似の為に、「見間違っては嫌」などの花言葉がついたのでしょうか?花言葉の中の「憎まれっ子世にはばかる」という珍しい花言葉の方も、印象に残ります!
あらためて「憎まれっ子世にはばかる」の意味を調べてみると、他人から嫌われる人が実は世渡り上手で自信を持って生きていることを表しているそうです。どうしてそんな花言葉がノゲシの花につけられたのでしょうか?
ノゲシなどの雑草は過酷な自然の中に育ち、他の植物にとってはちょっと邪魔な存在ですが、その強い生命力を肯定的に捉え「憎まれっ子世にはばかる」という言葉がついたのでょうか?
空き地という空間で生き延びるには、ノゲシほどの逞しさがないと生き延びれないのかな。意味深な花言葉ですね。
美味しそうだと思っていたんですが、毒はなういのですね。ノゲシは、たんぽぽのように葉を食べる野草として利用できます。うさぎの好物でもあります。
ただし、注意が必要です。興味のある方は花や茎、葉の特徴をよく観察した上で挑戦してください。
似たような植物にオニノゲシがありますが、葉にはトゲがあります、ぱっと見ただけだと、ノゲシととの見分けがつきにくいです。
黄色いお花のキク科の雑草は、識別が難しいですね~!
道端に自生するノボロギクは最近よく見かけます。しかし、この植物にはピロリジジンアルカロイドという有毒な成分が含まれています。誤って摂取すると肝臓に害を及ぼしたり、下痢や吐き気を引き起こす可能性があります。食べないように気をつけましょう。
空き地や道端で豊富に見られるノゲシの存在を取り上げてみました。興味を持った方は、皆様の居住地でも見つけることができるかもしれませんので、ぜひ、ノゲシを見つけてみてくださいね。
自然をじっくり観察することで、新たな発見や喜びがあるかもしれません。ぜひ、注意深く観察してみてください。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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