『ティーボム』とは、まるい飴のカプセルの中に茶葉が入っている物。
ティーポットの中に入れて、お湯を注ぎ、かき混ぜると、疲れに効くほんのり甘いお茶があっという間にできあがります。見て可愛い、飲んで美味しい♪お茶の時間が楽しみになりそう!
今回は、直径約5cmの半球シリコン型を使いました。(オンラインでお安く入手可能。)
手に入らない場合は、100均で売っているお弁当用シリコンカップで代用することが出来ます!
どんな風に出来上がるかは記事の後半をチェック。
■色付きのティーボムを作りたい人は、あらかじめ型の中に好きな色の食紅をほんの少しだけ入れておく。金箔を使いたい場合もこの時に入れておく。
■作業台に濡れ布巾を広げておいてね。(後ほど鍋を冷ますのに使うよ。)
小鍋に★マークの材料を全て入れ、スプーンで軽く混ぜてから弱火にかけて約5~7分加熱。
しだいにブクブクと泡が出てきて、砂糖液が粘度を帯びてきます。煮詰めている間はあまり混ぜたりせず、ただじっと見守るのみ。
鍋肌の飴がわずかに黄色っぽく変色してきたら火を止めるサイン!(※調理用温度計を持っている人は150度に達したら火を消す。)
濡れ布巾の上に手早く鍋を移して温度上昇を止めましょう。
■飴作りは正直ちょっと難しい!失敗してしまう理由の多くは加熱不足。加熱が十分でないとその後うまく固まらないので、焦らずじっくり煮詰めるのが成功の秘訣。
■色の変化が見えやすい銀色か白色の鍋を使うことをおすすめします。
飴は刻一刻と固まっていくので、ここからは時間との勝負!
型に飴を流しいれ (1つの半球につきティースプーン2杯程度)、スプーンの背を使って型全体に素早く塗り広げる。飴が塗れていない部分が無いかしっかり確認しましょう。
■液体状態の飴はとても熱いのでやけどに注意!
■飴が固まってきて作業しづらい場合は、もう一度弱火にかけて液体に戻す。
■飴は常温でもすぐに固まります。15分経っても固まらない場合は失敗の可能性大。
飴が固まったら、そっと型から取り出す。
■フチの部分は特に薄くて割れやすいので取り扱い注意。
全体の半分のカプセルに茶葉を入れる。紅茶はもちろん、ハーブティーなどもおすすめ。
ティーバッグを入れる場合は、糸がカプセルの外に出るようにセット。
■入れる茶葉の量はお好みですが、私はティースプーン山盛り2杯程度入れます。
残りの半球カプセルを、1つずつ弱火で温めたフライパンの上に数秒間置いて、フチが溶けたら、先ほど茶葉を入れたカプセルと接着してボール型にする。
■フライパンが熱くなりすぎたら火を消してね。
できあがりましたよー!宝石のようです♡
ティーポットの中にティーボムを投入。
■茶葉タイプのティーボムの場合は、熱めのお湯(約250ml)を注いで5分ほど蒸らし、ポットを軽く揺らしてからカップにお茶を注ぎます。その際、茶こしを使って茶葉を取り除いて下さい。
■ティーバッグタイプのティーボムの場合は、お湯の量は150mlほどがベスト!茶こしは必要ありません。
飴に色を付けた場合は、当然のことながらお茶も同じ色に染まります。
ハーブティーなどは色付きでもさほど違和感がありませんが、もし「お茶には色を付けたくない」という場合は、色なしのティーボムにしましょう。
こちらは100均で手に入るお弁当用シリコンカップで作ったティーボム。ボール型じゃなくてもめちゃめちゃ可愛い♡
特別な型が無くても、身近な物で代用できると思うと気軽に挑戦できますね。
材料にある「グルコースシロップ」は、日本ではあまり見かけない物かもしれません。手に入らない場合はハチミツで代用できます。
■ハチミツを使うと写真のような黄金色の仕上がりとなりますが、紅茶にハチミツの風味が加わって美味しかったです♪(食紅で着色した場合は、ハチミツの色はほぼ分からなくなります。)
■ハチミツを代用した場合は、加熱の際に色の変化が分かりづらいです。加熱不足を防ぐため、焦げない程度に「気持ち長め」に加熱しましょう。
■グルコースシロップは、別名コーンシロップとも言います。一説には水あめやガムシロップで代用できるとも言われていますが、検証していないのでお試しの際は自己責任で。
「飴作りはちょっと難易度が高いわ」という方は、まずはホットチョコレートボムから始めてみてはいかがでしょう?市販の板チョコを使って簡単に作れますよ。
ずっと作ってみたいと思っていた『ティーボム』ですが、まだ世の中にあまり知られていないせいか、いわゆる日本版のレシピというのが存在しませんでした。そして海外レシピでは、日本では入手しづらい「イソマルト」という特殊な甘味料を使って作る方法が一般的なので、再現することが難しい一品でもありました。
けれど、どうしても作ってみたくて色々ためした結果、今回のレシピで再現することができました!簡単かと問われると、正直ちょっぴり難しい(笑)。でも一度飴作りのコツを掴んでしまえばサクサク作れるようになるので、たとえ失敗したとしてもめげずに再チャレンジしてみてください。
■密封容器などに入れて、常温で2週間程度保存できます。
■飴のこびりついた調理器具はしばらく水に浸けておくと簡単にきれいになります。
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