地震の際揺れが強いと、扉があっても収納の中身が飛び出すことがあります。割れ物や重いものを収納していると、飛び出てしまったとき大変危険です。
耐震ラッチは、そういったものの飛び出しを防ぐために取り付けられた、揺れを感知して扉をロックする防災用の金具です。
たいていは、収納本体の上部に取り付けられています。
ある程度以上の揺れで、扉側についた金具を引っ掛けたり挟み込んだりして扉が開かないようにロックすることで、ものの飛び出しを防ぎます。
能登半島地震の際は、家族全員で外出中でした。
住んでいる市は震度5強。
帰宅後確認すると、棚の上の軽いものが倒れたり落ちたり。また、出しっぱなしだったコップがひとつ割れていました。
二階のほうが揺れが強く、本棚の本が数冊落ちていました。
わが家の耐震ロックは、キッチンの吊り棚と玄関収納。
吊り棚は、揺れがおさまると自動的にロック解除になるタイプだったので、実際に作動したか確認はできませんでした(ものが飛び出るなどの被害はなし)。
玄関収納は、手動でのロック解除が必要な機種だったので、作動していたことを確認できました。
開く際は、扉をぐっと押し込んで解除します。
扉に寄りかかっていた中のものが開くと同時に倒れてくることがあるので、注意しながらそっと開けます(大丈夫でした)。
わが家では新築時にお願いしたわけではなく、標準仕様としてついていました。
知らなかったけどついてた〜!という場合も多いので、皆さんのお家でもこの機会にぜひ確認してみてください。
また、ついていなかったとしても、後付できることも多いです。DIYで取り付けられるものもあるので、ホームセンターやネットショプなどでも調べてみてくださいね。
今回の地震で防災や備えはもちろん、普段の暮らしなど、いろんなことを見直しています。
耐震ラッチがついていることに甘えすぎず、胸より上には重いものを置かない、などの対策もとても大事です。
日本全国いつどこで地震が起きてもおかしくないと言われているからこそ、日頃から備えていきたいです。
なによりも、能登の人たちや被災されたみなさんが安心して穏やかに暮らせる日が早く来ますように!
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