ヨーロッパ南部から西アジア原産のバラ科トキワサンザシ属の植物です。
トキワサンザシ属とはバラ科の属の一つで、「ピラカンサ」というと本種のことが多いそう(赤い実が付くトキワサンザシ、オレンジ色の実が付くタチバナモドキ、カザンデマリもまとめて日本では、ピラカンサと呼ぶことが多い)。
花期は4~5月頃が開花時期です。
花言葉は「美しさはあなたの魅力」「愛嬌」他…、
素敵な花言葉がついていますね。
この赤い実は、翌年1月頃まで果実がすずなりに付き、その美しい状態を保ちます。
秋から冬にかけて、寒い時期の庭を彩ってくれる庭木としてよく利用されています。
街を歩くとよく見かける植物ですよね。
このように、寒い冬に赤い綺麗な実は観賞するのはとても良いのですが、私も実家にあったこちらの植物を手に負えなくなって、駆除したことがあるんです。
薔薇の棘も鋭くて尖っていて怖いものですが…、
枝にはこのような鋭い「棘」があり、とても危険なんです。
葉っぱと比較すると、長さが長いのが分かりますよね。薔薇よりもずっと危険なんです。
長くて針のような鋭さなので、目をついたりする危険もありますよね。
「針」のような危険な「棘」があるので、ピラカンサの中国名は「火棘(カキョク)」!
英語名でも同じような意味合いの名前がついていますよ。英名もfire thorn(火のとげ)。
こちらの1枚は、道端の道路脇に生えていたものです。雑草化できる植物なんです。
手入れがほとんど必要なく、丈夫なことで知られていますが、実は「生態系に影響を及ぼす外来種リスト」に載っている外来植物です。
道端などでもこのように赤い実を実らせていますよ。
背丈がちょうどお子様が手の届く高さなので、赤い実に興味を持って近寄って目をついたり、棘で手が傷ついてしまい危険もありますよね。
実家にも、丈夫ゆえずーっとこの植物はあったのですが、危険なので駆除することにしたことがあります。
棘があるので剪定する際も危ないですし、剪定した枝も棘があるので気をつけなくてはいけません。
ピラカンサは葉や実などに毒性があり、実は秋は毒があって春には毒がなくなるとも言われています。
春になったら、危険ではないのか?というとそうではなくて、ピラカンサの実の中の種は、有毒なので、実を食べると種も砕いて食べる事になるので、安全ではありません。
種は、季節問わず青酸系の毒(アミグダリンと呼ばれる青酸配糖体)を持ち、アミグダリンはビワやウメなどの種子にも含まれる物質で、多量に摂取した場合には嘔吐や胃腸障害、それ以上の中毒症状が待ち受けている可能性かあると言われています。
道端の凄い場所に自生していた「ピラカンサ」を見て危険な点に気が付いたのでプチっとですが、危険な点をお伝えさせていただきました。
知っていれば、危険を遠ざけることができます。
知っていれば、安全に距離をとって観賞する事ができます。
美しい実なので、少し離れた場所からその美しさを愛でていただけたらと思います。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•冬になると鮮やかな赤い実を沢山実らせる「ピラカンサ」は、意外な所に危険が潜んでいます。雑草化もするほど丈夫な植物で、よく街中などでも見かけることのできる植物です。お子様の手の届く背丈のこともあり、「棘」で目をついたりしないように気をつけてあげてくださいね。赤い果実も危険ですので、誤って口に入れないようにしてあげてください。
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