河出文庫

推し、燃ゆ

Name: 推し、燃ゆ
Brand: 河出文庫

価格 638円

おすすめ度

投稿日: 2023年11月7日更新日: 2023年11月7日

5 がステキしました

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舞mai さん

本の世界から観る史跡巡りが好きで古都にも足を運びます。春夏秋冬いつ...

「推し」は心の糧

読書の秋ですね。

面白くて、読みやすい本のご紹介です。
単行本は128ページです。

第14回芥川受賞作、2021年本屋大賞ノミネート第9位
15カ国の地域で翻訳され、80万部突破

「推し」は昭和生まれの私にしてみれば「追っかけ」と同じだと思います。
そう考えると私もあったなーと思いました。

「推し燃ゆ」の主人公は発達障害を持つ女子高校生あかり！生きづらさを感じながらアイドルの「推し」が、"背骨"になって、生きづらさを克服しています。その「推し」を通して、引退するまでの主人公の心の変化を描いていると思います。

一見発達障害は見た目だけでは分かりませんので、周りの理解なども大切だと思いました。

「推し、燃ゆ」は察しの通り「推しが炎上」しているという意味ですよ。

「推し」は今や、気持ちの共感を得られる人との交流の場となっていて、不安やストレス解消のためのツールになっていると思います。

とても感慨深いですので、是非オススメの1冊です。

また、BOXカバーが可愛くて気に入っていますよ。

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