「コニシキソウ」は、トウダイグサ科ニシキソウ属の北アメリカ原産の帰化植物です。コニシキソウの別名は「ボンド草」ですが、それは「白い液体(乳白色の液体)」が由来となっています。
乳白色の液体はべとべとしていて、「ボンド」のようなので、こう呼ばれるようになったといわれています。
大きさが分かるように、たばこのポイ捨てがある写真をご紹介させていただきました。
小さな、小さな、雑草です。
茎は赤紫なのですが、葉は緑色ですよね!電柱の傍で沢山、自生しています。
開花時期は6月~9月頃、コニシキソウは、受粉しなくても種子を作ることができます。
コニシキソウは、アリによって花粉を運んでもらい、夏から秋にかけて、3ヶ月に渡って種子を作り続けます。
生育旺盛な夏場は自動種子散布をし、少し離れたところに種が落ちるようになっています。
秋になると自動種子散布ではなく、アリ(オオズアリとトビイロシワアリ)が種子散布をするようになっているそうですよ。植物なりに効率が良いように、子孫を残す方法を季節で変えているんです。したたかですねー!
コ二シキソウには、似たような仲間が多くいて、この真ん中の赤い斑点が、識別ポイントになっていますよ。
中にはないものもあるそうなので、見分けは難しいです。
以前この場所は、「コ二シキソウ」ばかりだったので、見分けポイントの、真ん中に赤い斑紋が見えなくなっても、こちらは「コ二シキソウ」だと識別しましたよ。
秋になったら紅葉までして、人が衣替えするようなかんじでしょうか?面白いですね。
真ん中の赤い斑点が全体に広がったようなかんじで、なんだか美味しそうにも見えちゃいますね。緑色で、赤い斑点ありの時よりも、見た目はマシなのかな。
お刺身に添えてある「つま」にも、このような紫色のものがありますし、馴染み深いシソふりかけも、このようなお色だし、美味しそうに思うのは、そのせいかもしれませんね。
「コ二シキソウ」は有毒植物で、葉や茎をカットした白い液体を触ると、皮膚がかぶれる恐れのある雑草なんです。もちろん有毒植物なので、食べる事はできません。口にしてしまうと、「嘔吐」「腹痛」「下痢」などの中毒症状をまねく恐れがあります。
秋になって、このような赤紫色の美味しそうな雑草が生えていたら、お子様が触ったり、食べたりしないように、注意してあげてくださいね。
知らないと、悲報を呼んでしまうことがあります。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりましように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・有毒植物ですが、見ているだけなら大丈夫です。雑草も紅葉するんですねー!紅葉というと良いイメージですが、「コ二シキソウ」は、この時期、子孫を残す時期なので、見かけたら早めに駆除されたほうが良いですよ。
・美味しそうな色に紅葉していますので、お子様が触れたり、食べたりしないように、気をつけてあげてくださいね。
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