【10月道端の危険雑草】お子様注意!「ヨウシュヤマゴボウ」全草毒ありの場合は、蜜も毒ありなの?

【10月道端の危険雑草】お子様注意!「ヨウシュヤマゴボウ」全草毒ありの場合は、蜜も毒ありなの?
投稿日: 2023年10月13日 更新日: 2023年10月13日
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料理愛好家。大阪在住/日常の小さな喜び(宝物)を大切にしています。保育...
毒ありで危険な「ヨウシュヤマゴボウ」の近くに、アゲハ蝶がいて動かないんです。もしかして、毒のある雑草の蜜を吸ったからなのかな?もしかして、毒のある植物の蜜も危険なんじゃない?ということで、調べてみたことを、まとめさせていただきますね。

では、いってみよう~!

野生の蜂が集めた毒草の蜂蜜を食べた人が死亡なんて事件もあったりします

野生の蜂が集めた毒草の蜂蜜を食べた人が死亡なんて事件もあったりします

結論からいうと、例えば、猛毒の「トリカブト」の花の蜜には、毒があります。トリカブト毒は、神経伝達部にダメージを与えるタイプの毒で、人にはダメージがあり、実際に東北地方ではトリカブトの蜜が含まれたはちみつを食べて、中毒死する事件があったらしいです(自然の中の蜂の巣の蜜を摂取した)。

蜜を運ぶ蜂は、吸っても死なないらしく、虫と人がもつ神経伝達する物質が違うからだそう。人間に効く毒物だとしても、昆虫にはダメージを与えないらしいです。

そのことから、アゲハ蝶が「ヨウシュヤマゴボウ」の蜜で動けなくなったとは、考えにくいと思われます。でも、どうして動かなかったのか、疑問は残ります。

ヨウシュヤマゴボウには、危険がいっぱい。秋は果実がたくさん実っています

ヨウシュヤマゴボウには、危険がいっぱい。秋は果実がたくさん実っています

ヨウシュヤマゴボウは、ヤマゴボウ科の多年草で、ブルーベリー似の果実をブドウのように実らせる有毒植物の一種です。

ごく普通に、どこでも身近に自生しています。背丈は1m~2mになると言われていますが、実際には、道端などではひざくらいの高さでも、実をつけるものも見かけましたし、空き家などの場合では、塀をこして葉実を実らせることもあります。

ヨウシュヤマゴボウの茎は、赤紫色なのが特徴的で、上部はよく枝分かれします。地下にはゴボウのような根が太く長く伸びます。花の開花時期は、一般的には、6月~9月頃です。夏でも果実は見られるのですが、秋になると、より沢山のヨウシュヤマゴボウの果実を見ることができますよ。光沢があり、柔らかく黒っぽい紫色に熟し、潰すと赤紫色の果汁が出ます。

小さい白い花を付けますが、こちらの蜜にも毒があるのでしょうね。

ヨウシュヤマゴボウは有毒植物で、果実も含めて全草が有毒です

ヨウシュヤマゴボウは有毒植物で、果実も含めて全草が有毒です

部位にも毒性の強さは異なるものの、有毒なので危険です。中毒症状は、強い嘔吐や下痢で、摂取量が多い場合は、中枢神経麻痺からけいれんや意識障害が生じることもあり、最悪の場合には、命を奪ってしまう毒性なのです(呼吸障害や心臓麻痺を引き起こすこともあります)。

誤ってお子様が食べないようにご注意ください。

秋には果実が沢山実ります

秋には果実が沢山実ります

子孫を残すために、夏をこえ、寒い冬が来る前の秋に、ヨウシュヤマゴボウは、最後のチャンスとばかりに、必死になって沢山の果実を実らせることでしょう。

お花を沢山咲かせるので、蜜を求めて、綺麗な蝶なども近くにいる場合もあります、昆虫に誘われてお子様が、ヨウシュヤマゴボウの近くに行くかもしれません。

秋は、お外へ出かける場合が多いので、空き地や道端に自生する「ヨウシュヤマゴボウ」を見かける機会も多くなります。近場で見かけたら、駆除することをお勧めします。

「ヨウシュヤマゴボウ」は、光合成効率がとてもいい植物で、過酷な環境でも自生できる特徴があります。

最近、道端でよく見かけるようになりました。お家近くだったりする場合は、駆除するようにしていますよ。

見た目が綺麗なだけに、厄介ですね。

危険を事前に知っていれば、悲報を呼ばない事にもなります。

こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。


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