結論からいうと、例えば、猛毒の「トリカブト」の花の蜜には、毒があります。トリカブト毒は、神経伝達部にダメージを与えるタイプの毒で、人にはダメージがあり、実際に東北地方ではトリカブトの蜜が含まれたはちみつを食べて、中毒死する事件があったらしいです(自然の中の蜂の巣の蜜を摂取した)。
蜜を運ぶ蜂は、吸っても死なないらしく、虫と人がもつ神経伝達する物質が違うからだそう。人間に効く毒物だとしても、昆虫にはダメージを与えないらしいです。
そのことから、アゲハ蝶が「ヨウシュヤマゴボウ」の蜜で動けなくなったとは、考えにくいと思われます。でも、どうして動かなかったのか、疑問は残ります。
ヨウシュヤマゴボウは、ヤマゴボウ科の多年草で、ブルーベリー似の果実をブドウのように実らせる有毒植物の一種です。
ごく普通に、どこでも身近に自生しています。背丈は1m~2mになると言われていますが、実際には、道端などではひざくらいの高さでも、実をつけるものも見かけましたし、空き家などの場合では、塀をこして葉実を実らせることもあります。
ヨウシュヤマゴボウの茎は、赤紫色なのが特徴的で、上部はよく枝分かれします。地下にはゴボウのような根が太く長く伸びます。花の開花時期は、一般的には、6月~9月頃です。夏でも果実は見られるのですが、秋になると、より沢山のヨウシュヤマゴボウの果実を見ることができますよ。光沢があり、柔らかく黒っぽい紫色に熟し、潰すと赤紫色の果汁が出ます。
小さい白い花を付けますが、こちらの蜜にも毒があるのでしょうね。
部位にも毒性の強さは異なるものの、有毒なので危険です。中毒症状は、強い嘔吐や下痢で、摂取量が多い場合は、中枢神経麻痺からけいれんや意識障害が生じることもあり、最悪の場合には、命を奪ってしまう毒性なのです(呼吸障害や心臓麻痺を引き起こすこともあります)。
誤ってお子様が食べないようにご注意ください。
子孫を残すために、夏をこえ、寒い冬が来る前の秋に、ヨウシュヤマゴボウは、最後のチャンスとばかりに、必死になって沢山の果実を実らせることでしょう。
お花を沢山咲かせるので、蜜を求めて、綺麗な蝶なども近くにいる場合もあります、昆虫に誘われてお子様が、ヨウシュヤマゴボウの近くに行くかもしれません。
秋は、お外へ出かける場合が多いので、空き地や道端に自生する「ヨウシュヤマゴボウ」を見かける機会も多くなります。近場で見かけたら、駆除することをお勧めします。
「ヨウシュヤマゴボウ」は、光合成効率がとてもいい植物で、過酷な環境でも自生できる特徴があります。
最近、道端でよく見かけるようになりました。お家近くだったりする場合は、駆除するようにしていますよ。
見た目が綺麗なだけに、厄介ですね。
危険を事前に知っていれば、悲報を呼ばない事にもなります。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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