ヒガンバナ科ヒガンバナ属に属する多年性の球根植物です。
ヒガンバナは、漢字で「彼岸花」と書きますが、ちょうど彼岸の頃(9月23日頃)にお花を咲かせることから、「彼岸花」と名前がついたとされる説があります。
こちらのお花は、9月の17日に撮影の、街中で一番のりで開花した「ヒガンバナ」です。
危険なかんじの赤いお色ですが、美しい花姿ですね。
もうひとつ恐ろしい説があるのですが…
ヒガンバナは猛毒があるので、誤って口にすると彼岸に行く(死ぬ)ことから付いたという説もあるんです。
過去には数知れない人が、毒によって、人体に悪影響を及ぼしたんでしょうね。
最終的に「ヒガンバナ」として認知されている植物ですが、実は、1000以上の別名を持つ珍しい植物でもあるそうです。赤花(あかばな)、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、痺れ花(しびればな)、リコリス、毒花(どくばな)、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、幽霊花(ゆうれいばな)などなど…
ネガティブな、恐ろしい別名を持っていて、注意しなくてはいけない植物であることが分かりますね。
実はヒガンバナには「種」ができません。球根で増えていく植物です。
この「球根」が恐ろしいのですが、ガランタミンや有毒アルカロイド系(リコリン)の毒が豊富に含まれています。彼岸花は全草に毒があるのですが、特にこの球根に多く含まれています。
有毒なので、この球根はモグラや害虫などにも食べられず、子孫を残していけるのです。
開花時期は、秋です。
赤花のヒガンバナは「情熱」です。とても美しいのに、ネガティブなイメージの花言葉が、やはり付いていますね。
ヒガンバナの花は、1つの花ではなく、実は複数の花の集合体でできています。通常1つの花茎に5個から7個の花を、外側に向かってつけていますよ。
季節は秋、花は1週間ほど咲き続けます。枯れると、その後に葉が出てくるそうです。
葉っぱがないので不思議だったのですが、正常な生育過程を観察できていたんですね。
葉がつくのは冬場で、周りの植物が枯れた時、ヒガンバナは葉をたくさんつけて日光を独り占めし、光合成をするそうですよ。
花が先で、葉が後の植物って、非常に珍しいですよね!
ヒガンバナって不思議がいっぱいです。
いかがでしたか?
「ヒガンバナ」が恐ろしいことは、鬼滅の刃のアニメなどで、お子様も知ってはいると思うのですが、詳しくは知らない子供もいると思うので、猛毒があることを教えてあげたほうが良いかもしれませんね。そして、ペットがお花や球根を口にしないように注意してくださいね。
知っていれば、悲報を呼ばなくてすむ場合があります…
こちらの情報が誰かの助けになりますように。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・お彼岸近くなると、見ることが多い植物です。雑草化している場合も多く、有毒なので危険です。その毒は猛毒で、リコリンは10g摂取すると致死量になります(1gあたり0.15mgのリコリン)。
口にすると、激しい嘔吐、下痢などの中毒症状に加え、呼吸不全や中枢神経麻痺といった深刻な症状を引き起こすそうです。決して口にしてはいけません。
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