原産国は、南北アメリカ、熱帯アフリカのキョウチクトウ科トウワタ属の多年草です。世界中で広く栽培されています。
日本には江戸時代末期に渡来したそうです。
花期は春から秋と長く、観賞用としては、とても素敵なお花ですよね。
花は径1cm程度で、1つの花序には、このように複数の花が付きます。
赤い蕾も混在していますよね。
なめこのようなオレンジ色のものが「副花冠」です。ずい柱の周りに5個の副花冠があります。
ずい柱とは、花の中心部で、雄しべと雌しべが合体したものなんです。
赤いのは「花冠」です。すごく不思議なお花ですよね!
茎が真っすぐに伸びることから切り花としてもよく利用されるそうですよ。
耐暑性に優れた育てやすい植物だそうで、以前見た雑草化しているものが、このようなお花をつけた状態で、別場所でも大きな株になっていましたよ。そちらは、アブラムシが大量発生していて、とても気味が悪かったです。
後で調べましたら、この植物は、強健な性質で、放任でも育ちますが、アブラムシがよく発生するとのことです。
アブラムシといえば、あり!こちら雑草化して、アブラムシが茎に大量発生した「トウワタ」ですが、ありもたくさんいますね。
小悪魔にような可愛い魅力を放つ花姿ですが、花言葉は、「私を行かせて」「心変わり」と、お花に似合わないようなイメージです。
このような花言葉なので、プレゼントにすると、嫌われてしまいそうですね。
プレゼントできない花言葉で良かったとも思う事実がありますよ・・・
トウワタは、危険な面も持ち合わせる植物です。
トウワタの茎などを傷つけると白い乳液が分泌されますが、そちらも含め、トウワタ全体に毒が存在します。
トウワタに含まれる毒性は、アスクレピアジンで、ペットなどが誤って口にすると、中毒を起こします。具体的な症状としては、嘔吐、痙攣、不整脈をおこすなどです。
白い乳液が目に入ったりしても危険ですし、肌についてもかぶれるので、剪定作業の際は、注意が必要です。
このお色のキョウチクトウが一般的に知られていますよね。キョウチクトウは、キョウチクトウ科キョウチクトウ属の常緑小高木です。
6〜9月頃になると、街中で美しい花を咲かせます。
美しいのですが、毒の成分「オレアンドリン」の致死性はとても高いことで知られています。
葉っぱ約10枚前後の量で、人を死へ導く危険性(誤って食べた場合)があります。青酸カリをも上回る強い毒性を持つ植物なので、注意が必要な植物なのです。
このような純白のキョウチクトウも道端で見かけました。
すべての部分に毒があります。燃やしても煙にも毒性あり、植えた土にも注意が必要です。
そんな怖い面を持つ「キョウチクトウ」の「キョウチクトウ科」が「トウワタ」にも関係があるんです。
とても開花時期も長く強健で、とても魅力的なお花なのですが、注意も必要です。
美しい「トウワタ」のお花を、9月に入って見つけましたので、ご紹介させていただきました。
あなたの街でも、今の季節、見ることができる不思議なお花ですよ。
小さなお子様やペットが、決して口しないように、大人が注意してあげてくださいね。
知らないと、悲劇を呼ぶことにもつながります。
こちらの情報が誰かの助けになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•道端で野生化もする植物です。とても丈夫で育てやすいです。開花時期も長く、不思議で魅惑的な花を咲かせます。キョウチクトウ科なので、毒性があり、注意が必要な植物です。
•すべての画像は、9月に入ってから撮影したものです。
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