9月になっても、こちらの雑草が道端のあちらこちらにたくさん自生していますよ葉の真ん中から穂が生えた雑草、見かけませんか?
ホナガイヌビユは、ヒユ科ヒユ属の一年草です。背丈は、高さ40~100cmです。ヒユ類の中では最も大型です。撮影は9月の2週目です。穂が特徴的ですね。葉の形は幅広で丸みのある、くぼみのないハートの形です。
ホナガイヌビユは、ヒユ科の帰化植物です。日本にはすでに江戸時代には入っていたとされています。
ホナガイヌビユは、その名の通り、穂が長いイヌビユの近縁種です。イヌビユと違って、葉の先端にへこみがなく、また葉の根元部分が直線になっていることで、見分けがつくそうです。
近縁種の「イヌビユ」も簡単に特徴をまとめておきますね。「イヌビユ」は、ヒユ科ヒユ属の一年生雑草で、イヌビユは高さ30cm程になり、葉は先端がへこみます(茎は赤みがあり)。イヌビユの花は穂状で緑色です。
一般的に「イヌ」がつく植物は食用にはできないといわれていますが、イヌビユは、熱帯のほうれん草ともいわれているそうで、食用にすることができます。
どちらも「ヒユ」で、第二次大戦後の深刻な食料不足におそわれていた頃に、食べるように推奨されていた雑草です。
スーパーのお野菜でいえば、ほうれん草に似ているそうで、おひたしやてんぷらとして食べたりもできるそうです。ただ、やはりイヌがつくので、スーパーのお野菜に比べると、美味しくはないのかもしれませんね。
何かしらの原因で深刻な食糧危機になった場合は、こちらの「ヒユ」が、再び役に立つかも知れませんね(頼る日がこない事を願います)。
ホナガイヌビユの花期は、6~9月です。茎の先端部に穂状花序をつけます。種子の直径は1mm程です。
最近では、イヌビユよりも「ホナガイヌビユ」が道端の雑草として、増えているそうです。
「ホナガイヌビユ」 の種子は黒い丸い形だそうで…。子を包み守る親のように、その種子(子)が果皮(親)に包まれたまま落ちることから「やさしさ」「保護」などの花言葉がつけたれたそうです。
穂が伸びていても、茎や葉が違っていますよね、このように、「イヌビユ」やその仲間に似た他の雑草も、9月の道端に自生していますよ。
雑草とひとかたまりにしないで、調べていると知らなかった植物が沢山あったことに気がつきます。同じと思っていた植物が違う種類だったりして、驚かされます。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•「イヌビユ」の仲間は、食べる事ができるそうですが、道端の雑草は、衛生面で危険があるともいえるので、できるだけ食べないでくださいね。
•花言葉が「やさしさ」「保護」「目に見えない」「癒し」など、素敵な雑草ですね!
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