日本(朝鮮半島、台湾)原産のシソ科・ムラサキシキブ属の落葉性の樹木(低木)です。
平安時代の作家(源氏物語の作者)「紫式部」と同じ名前をもつ植物です。
もともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていましたが、たくさん実をつけるという意味をもつ言葉「シキミ」が、いつのまにか、似ている言葉の「シキブ」になって「ムラサキシキブ」になったとも言われているそうです。
日本に古くから自生している植物で、似たものに、コムラサキ、オオムラサキシキブ、シロシキブなどがあります。
淡いピンク色の可愛い花を咲かせたあと、紫色の美しい実をつけます。
お花よりも、この美しい紫色の実の方が観賞用として人気があるそうです。
花の開花時期は6~7月、実をつけるのは9~12月です。
夏になるとピンク色に近い淡い紫色の花を房状に咲かせ、その後、緑色の実がまとまって付きます(直径3~4cmほどの大きさで、光沢があり)。
その実は、時間の経過とともに色が変化していき、最後には、綺麗な紫色になっていきます。
濃い紫ではなく、明るい藤色にも似た、奥ゆかしく軽やかな紫色で、とても綺麗ですよね!
「聡明」「上品」といった素敵な花言葉は、紫式部から連想されて付けられたそうですよ。
葉は、秋には黄色く紅葉する性質があるので、葉も楽しむことができます。
日本に古くから自生しているとのことですが、実は、はじめて見かけた植物です。
日本で古くから愛されてきた植物だなんて、思いもしませんでした。気にかけなかったら、一生、知らずにいた植物かもしれません。
紫式部は耐寒性、耐暑性ともに強く、病気にかかりにくい植物だそうで、育ててみたい植物リストに仲間入りさせたくなりました。
綺麗な「実」には、毒はないそうなので、安心して育てることができますね!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•美しい実が、主に観賞用となる「紫式部」。秋頃に見られるという紫色の実を見ることができて、植物から、これからやって来る秋の訪れを感じました。
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