北アメリカ原産の多年草です。明治時代に渡来し、全国に帰化しています。全草有毒ですが、その中でも熟した果実や根を誤食する事が多いそうです。そして、その「熟した果実」「根」は、強力毒部です。
中毒症状は、主に、フィトラッカトキシンと呼ばれる成分によるもので、嘔吐、下痢、腹痛なのですが、重症化すると、痙攣を引き起こして死亡することもあります。
果実の成分が皮膚に触れるだけでも、皮膚炎になることもあるので、大きく生育してからの駆除は、大変になります。
花咲く季節は、6月~10月です。この植物は適応力が大変高く、どこにでも生えてきます。生命力、繁殖力も優れた植物のため、雨水のみでスクスク育ち、炎天下にも負けず、育つことができますよ。
人の背丈を軽く超えるものもありますし、背丈がお子様くらいのものもありますよ。画像は、空き地の塀を軽く超えた大きな「ヨウシュヤマゴボウ」です。
現在では、日本各地のあらゆる場所に自生するようになっています。
茎は上部でよく枝分かれし、赤紫色を帯びた状態になることが多いです。
花後に、このような果実をつけたら、間違いなく「ヨウシュヤマゴボウ」です。美味しそうなのが、厄介なんです。
この植物が厄介なのは、環境によってはとても小さな状態の時にでも花を咲かせることです。
このような白い花が咲いていたら、間違いなく「ヨウシュヤマゴボウ」です。
葉は無毛で、丈夫そうなかんじの葉で、楕円形です(互生する単葉)。
なんだか、赤紫の茎が気持ち悪いですよね。女の妖怪のようです。
このように、小さい状態でも果実をつけますので、お子様やペットが口にしてしまうこともあるのです。
このような白いお花を見たら、すぐに駆除された方が良いですよ。
お花が咲いていますよ。
こちらは、果実ができはじめていますよ。
抜いても、自生した場所から、またしぶとく生えてくることも多いので、早めが良いですよー!街のお子様やペットがひどい目にあわない為に、駆除した方が良い雑草です。
早めの対策は、悲報を呼ばないことにもつながります。
こちらの情報が誰かの助けになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
どこにでも自生して、環境によってはペットが届く背丈が低い状態でも、果実を実らせます。毒性が強い植物なので、見かけたら小さいうちに駆除する方が良いと思います。
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