ヒメツルソバは、原産地はヒマラヤのタデ科イヌタデ属(ペルシカリア属)の多年草です。観賞用として、種も販売されている植物です。
昔はあまり見なかったこの植物が、最近、ポツリポツリと街中で見られ、その場所では溢れるように増殖しています。
ヒメツルソバは暑さに強いので、多少の葉焼け程度では枯れてはくれません。炎天下の真夏でも、いきいきしていますよ。
ヒメツルソバは、わざわざ水を与えなくても、降雨のみで十分な植物で、放任しておいても、草丈の低い葉を生い茂らせ、地面を覆い尽くすように茎を伸ばします。
春先などに、金平糖のような可愛いピンクの小さな花が咲かせますが、その後、種をつけ、それが「こぼれ種」となって離れた場所から発芽し、広がっていくんです。
お花の咲く時期は4月〜11月なのですが、真夏には花が少なくなります。
この写真は、春に撮影したものなのですが、夏はほぼ花はつけず、また、秋になり涼しくなると、花が増えてくるそうです。
茎の葉のある部分が土に接していると、そこから発根し増殖する特徴があるので、地面をとらえながら広がるんです。
春が過ぎ、やがて冬場を超えても多年草ゆえに、そのまま、成長し続けると、葉っぱのサイズがどんどん大きくなっていくんです。
夏場に、過剰なほど増殖し、成長して大きくなった葉だけを見ると、なんだか気持ち悪く感じるんです。赤い部分があるからでしょうか?
→私以外の人で、この状態を気持ち悪く感じない方もいるかもしれません。
「宿根草」なので、しつこいんです。たとえ、冬期に地上部が枯れたとしても、見えない地下の根は生き残り、再び発芽してくるんです。
地下に広がる根っこを完全に除去するのは難しいので、駆除は手こずります。根絶するには、除草剤を使う羽目になることも多い植物なんです。
増殖することを知って、一度は駆除したんですが、花後に種ができていたせいか、こぼれ種となり、たくさん芽吹いてしまいました。
お花は可愛いけれど、放任すると、どんどん増殖するのは本当ですよー!
凄いことになっている場所もあるんです。これは、一部です。
日本に、明治期に導入された可愛い花を咲かせる植物!放任しても、元気に育ってくれる植物です。
長所と短所のある、不思議な植物ですねー!
皆様に、良い点だけでなく、悪い点もご紹介させていただきました。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•「ヒメツルソバ」のお花は、可愛いですが、多年草なので、大きくなってくると葉も成長します。夏場に成長して、増殖しすぎた姿を見ると、ゾッとしてしまいましたー!
土に接した節の部分から発根して繁殖していきますよ。長所も短所もある植物です。
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