猫の『茶々』とは、保護施設の片隅で出会いました。
最初は漠然と「引き取るなら子猫かな」と考えていましたが、ガラス越しに熱い視線を送ってくる妙齢の茶々の眼差しに心惹かれ、我が家にお迎えすることに。(※写真は実際に施設で出会った時に撮影)
ガリガリだったこの猫が、1年後まんまるに成長することなど、この時は知る由もありません。
環境省が発表した2021年のデータによると、日本では年間1万頭を超える犬猫が殺処分されているとのことです。
新しいペットを飼う際、購入先としてペットショップやブリーダーさんを真っ先に思い浮かべる方も多いと思いますが、品種や血統に特にこだわりが無い場合は、保護施設も選択肢に加えてみると素敵な出会いがあるかもしれません。
我が家に保護猫が来てからの子供たちの具体的な変化はこの4つ!
●責任感が増した。
●生き物を大切に思う気持ちが強くなった。
●兄弟喧嘩が減った。
●社会の様々な問題に目を向けるようになった。
子供たちに動物のお世話を分担させることで、より強い絆と責任感が芽生えました。また、保護猫を迎えたことをきっかけに、動物や自然を守る仕事に興味を持ち始めた子も居ます。はからずも子供の情操教育にとても良い影響があるように思いました。
動物との新生活には様々な変化がありますが、一番大きな変化はコレ!
●とにかく早起きになった!
●心穏やかに過ごせる日が増えた。
以前は夜更かしも多かったのですが、早朝に猫が起こしに来てくれるので、自然と朝型人間になりました。動物との生活は健康的になれる側面が沢山あります。そして何より、モフモフすると本当に癒されます♡
たくさんの癒しを与えてくれる動物ですが、当たり前のことながら苦労もあります。飼う前に、責任をもってこれらの問題と向き合えるのかどうかしっかり考えてみましょう。
●出費が増える
猫1匹にかかる年間飼育費は最低でも14万円と言われています。これを平均寿命と照らし合わせると、生涯にかかる費用は約200万円~となります。
●気軽に長期旅行に行けない
長期旅行の際には預け先の手配が必要です。
●アレルギー
実は意外と多い猫アレルギー。可能であれば、猫を飼う前に一度アレルギー検査を受けるか、複数の猫が集まる猫カフェなどに行ってみて症状が出ないかどうか確認しましょう。
●爪とぎ問題
全ての猫に当てはまるわけではありませんが、家具や家が傷つくこともあります。
保護猫は、文字通り紆余曲折を経て「保護」された子たちです。
フレンドリーな猫も沢山いますが、中には人一倍警戒心の強い子や人間不信な子、持病のある子も居ます。猫に限らず、保護施設から動物を引き取ろうと思っている方は、より一層の温かさと包容力が求められるかもしれません。
保護猫を迎えてから、私たちだけでなく、猫の方にも変化がありました。
終始なにかに怯えて物陰に隠れていた最初の頃と比べて、1年後には同じ猫と思えないくらい表情が優しくなりました♡ 今では四六時中一緒に居るほどの甘えん坊。うれしい変化でした。
もう一つの大きな変化は、なんといっても体型!
これまで苦労して生きてきたせいか、「食べれる時に食べとこう!」という気持ちがやや強めの茶々さん。当初ガリガリでしたが、1年後にはほぼ球体に!目下ダイエットに励んでおります。
総合的にみて、我が家の場合は保護猫を迎えて本当に良かったなと思っています。
あくまで我が家の場合で、住宅環境など人それぞれなので、全ての方におすすめできるわけではありませんが、この記事が一人でも多くの方に「保護動物の里親になる」という選択肢があることを知っていただく良いキッカケになればいいなと思ってシェアしました。
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