猛毒です!オクラじゃないよー!食べちゃダメー!「ダチュラ」だよ!「8月道端の危険雑草」

猛毒です!オクラじゃないよー!食べちゃダメー!「ダチュラ」だよ!「8月道端の危険雑草」
投稿日: 2023年8月15日 更新日: 2023年8月17日
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料理愛好家。大阪在住/日常の小さな喜び(宝物)を大切にしています。保育...
8月の炎天下でも、元気に育っている危険な雑草がありますよ。お野菜と間違えて誤食するケースもあるとのことなので、皆様にもご紹介させていただきますね。

では、いってみよう~♪

こちらの植物は「ダチュラ」です。別名「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」

こちらの植物は「ダチュラ」です。別名「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」

「ダチュラ」は、原産国はインドで、ナス目ナス科 チョウセンアサガオ属です。原産国が暑い地域とあって、ダチュラも暑さに非常に強く、他の植物がしなびていても、炎天下の中でも蕾を作り開花させるサイクルを元気に続けている姿を見ることができます。

江戸時代前期に薬用として栽培された過去があります。現在は、毒もあることから、あまり栽培はされていないようです。世界中に分布していて、日本全国のごく普通の道端でも自生していることがあります。

日本名では「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」と呼ばれ、観賞用の植物でもあり、一方、危険な植物として悪名高き猛毒植物なのです。

まもなく開花の「ダチュラ」です

まもなく開花の「ダチュラ」です

大輪のエキゾチックな魅力たっぷりの美しい花を開花させます。臭いを嗅ぐことも危険とされていますが、その魅惑的な香りは、官能的で香水にも使われているくらい、甘く魅惑的な香りだそうです。

ダチュラは特に、つぼみ・葉・根などに、強い毒性があり注意が必要です。食べちゃダメですー!

ダチュラは特に、つぼみ・葉・根などに、強い毒性があり注意が必要です。食べちゃダメですー!

ダチュラは、有毒アルカロイド(スコポラミンやヒオスチアミン)を多く含む植物です。

誤って口にしてしまい、救急搬送されたという報告がされています。

厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルにも、チョウセンアサガオとして記載されています

厚生労働省の自然毒のリスクプロファイルにも、チョウセンアサガオとして記載されています

自然毒のリスクファイルにも、中毒症状として、口渇、瞳孔散大、意識混濁、心拍促進、興奮、麻痺、頻脈。発病時期として、経口後30分程度で口渇が発現し、体のふらつき、嘔気、倦怠感、眠気と危険な点が書かれています(意識障害や幻覚などの症状を訴える食中毒もあり)。

植物には、「毒」のあるものが数多くありますが、こちらは猛毒なので、特に注意が必要なのです。

蕾は「オクラ」に似ていますよね。葉は、モロヘイヤやアシタバにも似ています

蕾は「オクラ」に似ていますよね。葉は、モロヘイヤやアシタバにも似ています

開花前の時期に特に注意なんです。開花前は、写真のような「オクラ」にも似た蕾をつけるんです。たくさん蕾をつけるので、「オクラ」を栽培したことがない方や、お子様が「オクラ」だと思って、収穫してしまいそうです。ダチュラの蕾は、丸みを帯びた形で、オクラと似てはいるけれど違いますよ。十分に火を通しても有毒成分が弱まらないので、怖いんです。

根や葉も誤食しやすいそうです。こちらの植物は、こぼれ種でも勝手に増えていってしまうので、植えた覚えのない場所に自生することもよくあります。

蕾の時期は、花が咲いていないだけに、見分けがつきづらいため、誤食しやすいそうです。

「オクラ」と間違えて、誤食しやすい有毒植物があると知っていると、悲報を呼ばないことに繋がりますので、ご紹介させていただきました。

こちらの情報が誰かの助けになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

コツ・ポイント

「ダチュラ」の蕾は「オクラ」に似ています。お子様が「オクラ」と間違って収穫してきても、調理しないようにしてくださいね。


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