画像は、屁糞葛(ヘクソカズラ)の花。どこからか種が飛んできて、雑草化することがほとんどの植物「ヘクソカズラ」。
アカネ科ヤイトバナ属のつる性多年草です。蔓を巻き付けながら成長し、いつの間にか庭の草木に絡みついている厄介な植物として知られています。
ヘクソカズラの別名は「サオトメカズラ」。
英名でもスカンクのつる草と呼ばれています。
別名にはヤイトバナ(灸花)、サオトメバナ(早乙女花)とも呼ばれます。
赤みの強い紫の花の中心部分がお灸の痕に似ているのが、ヤイトバナ(灸花)の由来だそうですよ。
臭いことが強調されていますが、人に役に立つ植物なんです。
根は薬用に(下痢止めや利尿剤に使われます)、果実は、化粧水や皮膚疾患にも用いられることもあるそうですよ(抗菌作用のある成分アリ)。
臭いことと他の植物に絡むこと以外は、良いことがほとんどの素敵な植物でもあります。
葉は楕円形で付け根付近はハート型に近く、先が尖っているのが特徴。
触ると細かい毛に覆われています。葉っぱと茎を傷つけると、便やオナラの匂いの原因となっている物質(悪臭)を放つことが大きな特徴です。
臭いの原因は、ヘクソカズラに含まれているメルカプタンという揮発性物質にあるそうです。
可愛いけれど、したたかな植物なんですよ。
フェンスなどにも絡みつきます。
他の植物でもおかまいなしに絡んでゆきます。
以前撮影した花のそばの葉です、ハートの形なのがヘクソカズラです。
以前、採取したものです、真ん中は違う植物の葉です。上と下の葉は「ヘクソカズラ」です。
葉と茎などを傷つけると臭いらしいですが、1、2枚なら思ったよりは臭くなかったです。
ただ、大量に駆除するとなると、たくさん葉や茎をカットしなくてはいけないので、気が進まない。
どんどん、こちらへ、やってきますよー!なんだか、不気味ー!
きっと、くる、きっと、くるー!ちょっと、蛇っぽい?
街中で、変な場所に這うように生えてるなーって、思っていたんですが…。
まさか、こんなに身近な場所に生えてくるなんてー!(はじめてです)
今の時期、こんなふうに「ヘクソカズラ」が増殖中なんです。
育てたい場所ですくすく育つのは良いんですが(花も可愛いし)、変な場所に繁殖するのは嫌ですよ。
皆様も、家の周りに生えていないか、注意してみて見てくださいね。
絡みつく前に駆除しておいた方が良いかも知れませんね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・花が咲いていないので識別が困難なのですが、葉からして、おそらく「ヘクソカズラ」です。最近よく、地面を這うように増殖しているのを街で見かけます。蔓性なので、絡みつく前に駆除した方が良いですよ(花を咲かせるのが楽しみの方は別です)。
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