原産地は北アフリカで、ウリ科・ユウガオ属に分類されるつる性の一年草です。最古の栽培植物の1つです。
日本では、ひょうたんは、縄文時代から栽培され、利用されてきたそうです。
実の大きさは、品種によって様々です。こちらの画像のものも大きいのですが、大きなものでは、長さが2mを超えるものもあるそうですよ。
小さなものでは、5cm位のものもあるそうです。
日本では実を乾燥させてから、様々なものに加工(装飾品)されます。水筒などの容器、お酒を貯蔵する容器として活用したりもします。
長くつるを伸ばして生長し、大きな葉を茂らせていますよ。
ひょうたんの花の開花時期は、夏から秋です(夕方から朝にかけて咲く夜開性)。
ひょうたんには、ポジティブな意味合いの花言葉がたくさんあるのですが、お花も白くて可愛らしい素敵な花が咲くんですよ。
くびれた形のユニークな実の部分が「ひょうたん」モチーフとして知られています。
ひょうたんは、無病息災、子孫繁栄、健康運、金運アップの効果があるとされており、お守りのモチーフとしてもよく用いられていますよね。
意外に知られていない、「ひょうたん」の注意点についてもお話させていただきますね。
ヒョウタン等のウリ科植物は、苦味成分であるククルビタシン類を含んでいることが原因で、食べると食中毒症状を起こします。
一部で報道されておりますが、ヒョウタンを食べたことによる食中毒が発生しています。
ヒョウタンの苗に「食用」と誤表示したことにより、ヒョウタンを食べた方が食中毒症状を起こし、一時入院されました。食中毒の症状は、唇のしびれ、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢等です。
ヒョウタンは食用ではありません。
ヒョウタンと同じ仲間の食用の植物に「ユウガオ」があります。ユウガオは、かんぴょうの原料となる食用植物で、ヒョウタンの苦み(毒性)が少ない品種として選別されたものです。
ヒョウタンとの誤食による食中毒や一部毒性の強いユウガオによる食中毒も過去に報告されています。
また、一般的にユウガオと呼ばれている、ヒルガオ科のヨルガオは食用のウリ科のユウガオとは異なり、食用ではありません。
引用先:自然毒のリスクプロファイル:高等植物:ユウガオ(厚生労働省)より。
観賞用としては、縁起の良い素晴らしい植物ですが、食用ではありませんので、お気をつけくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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