マダカスカル原産のベンケイソウ科・カランコエ属の常緑性の多肉植物です。子宝草は名前の通り、葉の縁に、ズラリと並ぶ可愛い子株をつけます。
葉の先から落ちた子株からどんどん繁殖し、増えていくので、子宝に恵まれたい方にとって、縁起のよい植物とされていますよ。
子宝草は、セイロンベンケイソウと胡蝶の舞の交配種です。セイロンベンケイもマザーリーフの名前で流通することもあります。
では、交配させたと言われているセイロンベンケイソウとはどのようなものか調べましたら、これが怖いんですよー!
日向で育った子宝草は、画像のような感じの葉なのですが、日陰で育つと「セイロンベンケイソウ」のような葉に似てくるんですよね(私が調べた際に、そう見えました)。
セイロンベンケイソウ はアフリカ原産のベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の植物(園芸分類は、多肉植物、草花)です。別名をトウロウソウ(灯籠草)と言い、お祭りに使われる提灯のような、不思議なお花をたくさんつけます。
別名は、マザーリーフ、ハカラメと呼び、子宝草と似ているので、子宝草と思って育てている方も、中にはいるかもしれませんね。
この2つは、葉から子孫を残すのも同じです(残し方は、少し違っています。葉を表向きにして、水の上や土の上に置いておくと、新しい芽が出てきます)。そのことから、セイロンベンケイソウは、ハカラメ(葉から芽)という別名を持ちます。葉から芽を出す特徴は、英語で「幸運の葉」とも呼ばれています。
この植物は人の役にも立つ良い面がある一方で、かなり強い毒を持つ植物でもあることで知られているようです。なんでも、オーストラリアでは、セイロンベンケイソウをたくさん食べた牛(2頭)が死亡したことも報告されています。肺気腫や、胃に激しい急性の炎症などが発症していたそうです。
交配に用いたセイロンベンケイソウは、子宝草と似た特徴があるのは当然といえば当然で、誤ってセイロンベンケイソウを入手して安易に育ててしまい、お子様やペットが口にしてしまうかもしれません。子宝草を入手する際はお気をつけくださいね。子宝草も、強い毒を持つと言われる「セイロンベンケイソウ」と「胡蝶の舞」の交配種なので、口にしないように、気を付けたほうがいいのではないでしょうか。
こちらの画像は、7月の2週目に入った頃なのですが、照りつける太陽の下でも、びくともせず、元気な姿で子孫を残す準備をしていましたよ。
植物は花粉を通して受精し、種をつくって新しい個体をつくっていきますが、1つの葉っぱから無性生殖で新しい個体を作ることができるって、凄いことですよね。
葉の縁にたくさんついた子株は、やがてこぼれ落ち、たくさんの子供ができるんですよ。
葉っぱの縁の子孫達は、1cmになる前に地上に落下させるらしいです。整列して順番を待っているようにも見えますね。怖い見方だと、クローン製造工場のようにも見えちゃいますね(別名クローンコエ)。
日当たりのよい場所と乾燥気味なことが大好きなので(寒さには弱い)、こんな劣悪な環境の道端でも、自生できるんですね。コツさえつかめば、簡単に育てたり、増やせますよ。その際は、野生化しないように気をつけてあげてくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
最後まで読んでくださりありがとうございます。
・とても縁起のよい(子宝に恵まれると言われる)観葉植物なんですよ。子宝草は、葉についた子株がこぼれ落ち、ほおっておいてもどんどん増えますよ。増やしすぎに注意な植物です。
・似た植物の「セイロンベンケイソウ」は、かなり強い毒を持っているようです。豆知識として頭の片隅にでも入れておいてくださいね。子宝草を食べられると発信している方もいらっしゃいましたが、誤って、子宝草に似た「セイロンベンケイソウ」を口にする方がいるかもしれません。注意が必要ですね。
・夏休みの自由研究などにも、いかがでしょうか?
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