どこからか種が飛んできて、雑草化することがほとんどの植物「ヘクソカズラ」。アカネ科ヤイトバナ属の多年草です。蔓を巻き付けながら成長し、いつの間にか庭の草木に絡みついている厄介な植物として知られています。
葉は、葉は楕円形で付け根付近はハート型に近く、先が尖っているのが特徴。触ると細かい毛に覆われています。葉っぱと茎を傷つけると、便やオナラの匂いの原因となっている物質(悪臭)を放つことが大きな特徴です。
臭いの原因は、ヘクソカズラに含まれているメルカプタンという揮発性物質にあるそうです。害虫を撃退するために、このような生存戦略をあみ出したようです。可憐な花に似合わず、びっくりです!
秋になると黄褐色の果実が熟すのですが、こちらも実を潰すと、葉や茎と同じように悪臭を放つそうです。
実も悪臭を放つんですね、誤って潰したら、悲報を呼びますね(笑)!
可愛い可憐なお花なのに、名前が「ヘクソカズラ」と知ったとき嫌な予感がしたんですが、やっぱり嫌な臭いがするんですね(笑)!花でなく、葉や実の方なんですね。
開花時期は7~9月、真ん中が紅紫色でとても可憐な白い小花を咲かせます。可憐なお花は、灸花・早乙女花という素敵な別名もあるそうです。
可憐な花からは思いつきもしなかった、強烈な悪臭ー!花言葉も、この悪臭を持つという意外性からついたとされています。
臭い実を好んで食べるのは鳥ですが、鳥が食べてくれることにより、広範囲に子孫を残すことができます。人が好んで口にすることはないと思うのですが、好奇心や悪戯で食べてしまうと(過剰に摂取すると)、呼吸困難、下痢や麻痺などの中毒症状が現れる心配があるそうです。強烈に臭いうえに、毒まであるなんて、さらに、びっくりです~!
動物の「スカンク」や昆虫の「へこきむし」にも似ていますね。自分をまもるために、このような手段をとる植物もいたなんて、皆様も知らないのではないでしょうか?世の中には、まだまだ知らないことが沢山ですね。またひとつ、賢くなった気がします(笑)!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
茎や葉、実には、強烈な悪臭を放ちます。キズをつけると強烈な悪臭を放つ仕組みになっています。駆除の際は、とてつもない悪臭に包まれるかも知れません?!蔓がからんで駆除も困難な為、早めに駆除された方が良いでしょう。お花は可愛いのに、残念ですね。
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