北アメリカ原産の1年草。道端、荒地、畑に生える雑草です。
調べてすぐに、ナス科というのがひっかかりました。人に例えると、極悪人のような、「ワルナスビ(悪茄子)」という雑草があるのですが、調べると同じ「ナス科の雑草」で、厄介さも似ていますよ。
まず簡単に「ワルナスビ(悪茄子)」を紹介させていただきますね。
ついこの間、撮影したばかりなのですが、ナスにそっくりの花を咲かせ(こちら白色ですが、茄子と同じような薄い紫色の花もあり)、ミニトマトのような実をつけるワルナスビ。
実ったトマトは、熟すとトマトに似ていて、じゃが芋の芽に含まれる「ソラニン」という毒を含んでいます。 食べると家畜が中毒死することもある、危険な植物なんです(全草に毒を持っています)。人間はよほどの量を食べない限り死には至らないそうですが、注意にこしたことはない雑草なんです。
さらに「ワルナスビ」は、人や動物を傷つける無数の鋭いトゲが葉や茎にもあります。そのため、ワルナスビを抜いて駆除しようと思ってもなかなかできないと悩んでいる方も多いそうです(除草剤も効きにくい特性あり)。
地下茎でも種でも増殖し、1cmほどの根の断片からも再生する高い生命力を持ち、ほかの植物の成長を妨げ枯らしてしまうほどの異常な強さがあります。
繁殖力が高いため、早めに駆除をしないとあっという間に広がっていきます。ワルナスビは日本も含め、世界的に帰化している、極悪人のような外来種の雑草なんです。
悪茄子同様「ヒロハフウリンホオズキ 」も、外来植物で増殖力がすごく、畑などに入ると厄介なことになります。
4月から9月くらいまで長い期間発芽し続け、そのたびに花を咲かせて種子を落とします。9月くらいに芽生えたものでも、小さい状態で花を咲かせて、また種子を作ります。
「悪茄子」同様、抜いても抜いても出てくる、駆除しきれない厄介さを持っています。そのため、国立環境研究所の侵入生物データーベースなどにも記載されています。
「ヒロハフウリンホオズキ」の花(葉腋に直径1cmほどの5角形、杯形で、淡黄色の花をつける)です。株の中に、花と実が混在していました。茎はよく分岐して、高さ80cmほどの背丈になるそうです。葉は先の尖った卵形で、縁には不規則なギザギザがあります。
熟すと袋全体が紫褐色になってきます。風船のようなので、思わず手に取って遊びたくなるような可愛さですよね!
観賞用のほおずきには、毒性があるため、口にすると腹痛などの症状が出ることもあります(アルカロイドという成分が含まれている)。
街で見かける雑草の「ヒロハフウリンホオズキ」も美味しそうですが、口にしない方が良いでしょう。可愛い袋に入っているので、お子様やペットが興味を持ちやすいですよね!見かけたら、早めに駆除する方が良いと思います。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•「悪茄子」も「ヒロハフウリンホオズキ」も、隙を見せれば、大繁茂して手の打ちようがなくなります。かなり悪名高き雑草です。見つけたら、早めに駆除する方が良い植物です。畑などには絶対に入れてはいけない雑草です。
•信頼できるお店で入手した「食用ほおずき」を適量(少しだけ)食べる方が良いですね。観賞用のほおずきや雑草のほおずきは食べない様にしましょう。可愛い袋入りの実なので、お子様が興味を持ちやすいので注意。
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