ブドウ科ヤブカラシ属つる性多年草で、梅雨から夏にかけてつる状の茎を伸ばします。そのつるは他の植物に絡みつき、覆いかぶさり、覆いつくし、他の植物や木を枯らしてしまうことがあります(光を遮断される)。
枯らしてしまう勢いで繁殖するところから、「ヤブガラシ」という名がついています。放っておくと、あたり一面を覆いつくすことになるので、厄介物とされることもあります。
また、手入れのできない家に雑草として生える(手入れできていない)ことから、別名「貧乏葛(ビンボウカズラ)」とも呼ばれています。
青いものは蝶なんです。綺麗な蝶を目で追っていくと、綺麗なお花ももれなくついてきたというか、発見できて、ラッキー!
開花時期は、6~9月、ヤブガラシの花は地味で小さな粒状(緑・オレンジ〈花盤〉)です。
綺麗な蝶が蜜を求めてやってきたところを目にしたのですが、調べてみると、蝶だけでなく、蜂やコガネムシ、蟻、テントウムシ、ハエなど様々な昆虫たちが、好んでこの花を求めて集まってくるそうです。
なんでも、この花の蜜は小さいのですが、昆虫たちにとっては蜜も豊富で、蜜が吸いやすいそうなんです(オレンジ色のところは花盤とよばれ、虫たちが蜜を吸うのに最適な形状)。
蜜を目的にやって来るのは蟻や蝶、コガネムシ、てんとう虫などさまざまな昆虫に好まれるお花なんだそうです。特に、蜂も大好きなことで知られるお花なので、刺されないよう注意した方が良いそうですよ。
ヤブガラシは、夏の暑い時期に生育が著しいという特徴があります。至る所に自生する植物で、芽を出して広がる厄介な植物でもあります。ヤブガラシの茎は自分を支える為に、周囲の植物に巻きつき、絡み、成長していきます。
ヤブガラシは、自分だけでは茎をささえることができないので、つる性の茎から巻きひげを出し、コイルのように絡まっていきますが、ハダニの発生した植物には巻きつかないそうです。
植物なのに、虫が発生した悪い株は嫌って避けるという選択をしている所が凄いですよね。生存するための知恵を持っていて賢いんですね。
よく見ると、本当に可愛いお花です。とても美味しいんでしょうね。
意外な発見をして面白かったです。虫さんも本当にたくさんいますねー!
あなたの街でも、きっと生えている身近な雑草です。見かけた際は、虫さされには気をつけて観察してみてくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•虫が集まってくるので、虫を観察したい場合は「ヤブガラシ」のそばに行くと観察しやすいでしょうね。ただ、蜂も大好きな蜜なので、蜂に刺される確率も高くなる植物です。
•厄介な植物の中でもトップクラスです。駆除は大変だそうです。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます