マダニは体長2~3mm、昆虫の仲間(足が6本)では無く、クモの仲間(足が8本)に分類されますが「ダニ」の一種。
マダニはオス・メスともに、死ぬまで動物の血液をエサとし、動物から吸血します。国内には、約50種類のマダニが生息していて、 人に被害を及ぼしているのは約10種類ほどだそうです。
現在、日本国内ではマダニが人に媒介する感染症として12種類が知られています。その中でも、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、死亡するケースもあり、大変怖い感染症です。
マダニは地域の気候などの条件により生息する種類に違いが見られますが、マダニは動物の血を吸って生きてゆくため、野生の動物(ウサギ、シカ、イノシシなど様々)が生息する場所に生息している恐れがあります。
山の中だけでなく、ごく身近なおうちの庭、畑、公園などにも生息しています。マダニは草の上などで待ち伏せ、近くを通った動物に取り付き血を吸います。登山、キャンプ、山菜採りなど、野外に出かけた際に寄生される場合が多いそうです。
マダニの活動が活発な時期は、春から秋。この時期に被害が多発しています。草むらやヤブなどに入る場合は、虫よけを使用し、肌の露出をできるだけ少なくします。
表面がツルツルした化学繊維素材は、マダニが付きにくく、白い服はマダニが付いても気が付きやすいのでおすすめです。
草むらで除草などの作業をした際は、服を脱いでシャワーを浴びましょう。特に、マダニが潜んでいそうな場所(雑草が生い茂った場所、山林等)で作業した場合は、着用した衣類は屋内に持ち込まないようにするといいそうですよ(休憩などで座る場合は、敷物を使うようにしましょう)。
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、死亡するケースもあり、大変怖い感染症です。マダニは高温や乾燥に弱く、湿度が高く、草や木が茂った涼しい場所などを好んで生息します。葉の上で待ち伏せをしているので、飛びつかれないようにしましょう。
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