「アメリカオニアザミ」はキク科アザミ属の植物で、本来日本に自生していない植物の外来種(ヨーロッパ原産)なんです。株は大きく、最大で1.5mほどに成長します。トゲが鋭く多いことと、繁殖力が強いことでも知られています。
種は発芽率も高く、アスファルトやコンクリートの割れ目からでも根を張る生命力があります。この場所も駐車場の一角で、この植物以外は周りには生えていません。凄く目立っていましたよ、1m位の背丈があります。大きいですよ。
そして葉っぱのトゲはノアザミのトゲよりも長く伸びます。軍手などは軽く貫通してしまいます。手袋を突き破ってくるトゲは、太い針のように固く鋭く、ものすごく危険なんです。
刺されると腫れ上がることも多いそうですが、毒はありません。
花時期は7月~10月とされています。
「威圧感」「強さ」の花言葉は、「アメリカオニアザミ」にぴったりですね。トゲの塊で、武器や凶器になりそうな植物です。
花は、これで満開なんですって!明るい赤紫色の花を咲かせます。
花のすぐ下も、トゲだらけですよね。
アメリカオニアザミの種は、タンポポやノアザミ(ノアザミの倍ほどの大きさの種)と同様に綿毛がついていることが特徴なんだそうです。
風に乗って広範囲に拡散されるので、爆発的に増えてくことが問題視されています。
空き地にあった種ができた大きな株は手に負えませんが、姉の家の近所で見つけた(古い空き家)まだ幼い株なら駆除できるかも!と駆除&観察の為に、バラバラにハサミでカットしてみましたよ。
駆除するには、熱湯をかける方法も良いそうです(しなしなになって、しばらく放置した後にゴミばさみで挟んで捨てる)。
注意点は、その際に根が生きていると再生するので、根も掘り起こしておくことを忘れてはいけないそうです。なんとしぶといんでしょう。
お昼にハサミでバラバラにした際には、根はコンクリートに埋まっていたので、完全には駆除できませんでした。また、再生してくるんでしょうね。
土もない所から、ニョキッと生えています。土がないから「アメリカオニアザミ」以外の植物は生えていませんよ。
この空き家の近くに住むおばさんが、トゲを甘くみて駆除しようとして、痛い目にあったそうです。
見てください、「アメリカオニアザミ」の葉の表面は細かな鋭い毛で覆われ、葉の全体を取り巻くようにトゲがあるんです。
葉の先端に、クリーム色の太い針のようなトゲが飛び出しています。
駆除の際には、普通の手袋ではなく、皮手袋がいるそうですよ。
小さな株でこんな感じなので、大きくなった株だったらもっとトゲも太く丈夫になるんです。枯らしてもこのトゲは鋭いままで、ゴミとして捨てるのも大変なんだそうです。
早めに小さいうちに駆除ががおすすめです。
春に空き地で見たアザミも、「アメリカオニアザミ」だったのかも知れません。空き地に入って確かめることはできなかったので識別はできていませんが、お花がとても似ていましたね。
都会に「アメリカオニアザミ」が繁殖していることが確認できました。
あなたの街でも空き地や道端に自生しているかも知れません。駆除の際は、けがをしないように気をつけくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•最強のトゲを持つ危険な植物です。大株になると、枯らしてもトゲは大きく鋭く凶器になります。大けがをする可能性があります。子供やペットが誤って近づきケガをすることもあります。見つけたら早めに駆除する方が良いでしょう。
•我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リストに記載されています。→環境省から「生態系被害防止外来種」の認定を受けています。
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