「カヤツリグサ」とは、1950年代に渡来したとされ、イネ目カヤツリグサ科カヤツリグサ属の一年生植物で、道端や空き地、畑、溝、川岸、水田、庭先などに生えるありふれた雑草だそうです。
世界には、カヤツリグサの種類はなんと70属、約3700種類もあると言われているそうです。種類によって、生息地が違うらしく、種類の多さから専門家でも見分けるが難しい種類もあるそうですよ。
田畑を好むもの、山地や林を好むもの、また水のある場所を好むもの、さまざまです。種類によって、一年草だったり、多年草だったりするそうです。
こちらは、6月に運河にかかる橋の道端で撮影したものです。
この植物は、おそらく熱帯アメリカ原産の帰化植物の「メリケンガヤツリ」です。専門家も識別困難な場合もあるそうなので、おそらく、とつけておきますね。とても不思議な形をしていますね。
日向の湿地を好む雑草だそう。こちらはマンションの植え込みで見かけたものです。色が黄緑色で綺麗なので、なぜか清潔感があるように感じた雑草です。
調べてびっくりしたのが、花穂!先端に見える、緑色の放射線状の球体が花です。緑色なんですよ、不思議ですね、6~10月に開花するようです。
カヤツリグサの「ショクヨウカヤツリグサ」という品種は、塊茎を食用として利用できるそうです。
日本でも「タイガーナッツ」という名称で、健康食品として注目されているそうですよ。「タイガーナッツ」は、ヨーロッパで約600年以上前から食べられている健康食品だそうで、栄養価がとても高いのだそう。ビタミン類が豊富に含まれていて、便秘解消やむくみ改善、血糖値の上昇を防ぐなど、体に良い効能があるとされています。
じゃがいもや生姜に近い野菜の一種なので、お味は好みが分かれるそうです。湿ったポップコーンを噛むように(しっとりしている)よく噛むと甘みがあり、満腹感を感じられるそうです。
雑草を調べて、スーパーフードにめぐりあいました、面白いですーー!
スーパーフード化している品種もあるですが、「メリケンガヤツリ」は食用ではありません。
こちらは大型で繁殖力も強く各地に広がっており、外来生物法による要注意外来生物に指定されています。
実は、カヤツリグサの仲間は、最強の雑草とも呼ばれ、除草が困難なんです。地下に残っている根や塊茎は非常に繁殖力があり、地上部を刈っても完全に駆除することができないんです。時期が来るとまた生えてくるそうです。在来の湿性植物との競合や駆逐のおそれがあり、その点でも嫌われています。
道端でも、不思議な形と繁殖力の強さで目立っていましたからね。やっぱり最強クラスの雑草なんですね。
でも、色々と知れてとても面白かったです。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
•2か所の場所で自生していたものを、6月に撮影した画像です。
•「ショクヨウカヤツリグサ」の塊茎は、スーパーフードの「タイガーナッツ」として注目されています。
•「メリケンガヤツリ」は、在来の湿性植物との競合や駆逐のおそれがあり、除草も困難なため、外来生物法による要注意外来生物に指定されています。家の周りで見たら、すぐに除草した方が良いですよ。
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